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日本の「SATOYAMAイニシアティブ」をモデルに 農村経済活性化願う/台湾

6/10(土) 14:35配信

中央社フォーカス台湾

(花蓮 10日 中央社)行政院(内閣)農業委員会花蓮区農業改良場(花蓮県)は8日、石川県の里山里海の保全や総合的活用などを推進する中村浩二・金沢大名誉教授を招き、日本の経験について学んだ。同改良場は農村経済の活性化や生態環境の保護を目指している。

同改良場は昨年、日本の里山をモデルに人と自然の共生を目指す「SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ」(IPSI)に加入。「台湾東部の水田における農業生物多様性にとっての指標生物の研究と応用」と題したケーススタディーは今年第3期の事例集で優秀テーマの一つに選ばれている。

中村氏は能登半島で里山里海を推進してきた経験を例に挙げ、日本各地の里山が過去50年間、過度に開発され、近年は荒廃している現状を紹介。台湾も現在同様の問題を抱えているだろうと指摘し、問題解決に向け、最も重要なのは人材育成だと中村氏は話した。

この日行われた講座には農業委員会の幹部や研究者ら300人余りが出席。一行は同日午後、日本政府が提唱する「SATOYAMAイニシアティブ」にのっとって、自然と共生した農村の実現を目指す取り組みを行っている花蓮県の新社集落を視察した。

(李先鳳/編集:名切千絵)