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「天空からの招待状」監督搭乗のヘリ墜落 総統や著名人が哀悼の意/台湾

6/10(土) 18:17配信

中央社フォーカス台湾

(台北 10日 中央社)ドキュメンタリー映画「天空からの招待状」(看見台湾)の監督、チー・ポーリン(齊柏林)さんと撮影チームが乗ったヘリコプターが墜落し、搭乗者3人の死亡が確認されたのを受け、蔡英文総統や政府、著名人らは相次いで哀悼の意を表している。

蔡総統は「わたしと全国の人々は驚きと悲しみを感じています」とフェイスブックに投稿。チー監督の作品は人々に台湾の美しさを伝え、多くの人が環境保護活動に従事するのを後押ししてきたとし、チー監督の逝去は台湾にとって非常に大きな損失だと死を惜しんだ。

行政院(内閣)は、ヘリ墜落を受けてプレスリリースを発表。徐国勇報道官を通じて哀悼の意を表すと同時に、遺族への深い慰問の意を示した。行政院は「天空~」の公開により台湾で環境保護への関心が高まったのを機に、環境保護に関する特別チームを立ち上げていた。

「天空~」でナレーションを担当した映画監督で脚本家のウー・ニエンジェン(呉念真)さんは中央社の電話取材に対し、沈んだ声で「信じられない、信じられない」と語った。前日にはチー監督から電話をもらっていたという。

インターネット上でも、チー監督の死を悼む声が上がっている。チー監督が運営するフェイスブックページには「これが嘘のニュースで、冗談だとどれほど望んでいることでしょうか」「あなたがこの作品(「天空~」第2弾)を完成させ、あなたがニュースの中のあの犠牲者でないことを本当に望んでいます」など訃報を信じられないとするコメントのほか、「R.I.P.」(ご冥福を)「台湾という土地を見せてくれてありがとう。安らかに旅立ちください」など弔意を示すメッセージも寄せられている。

チー監督は環境保護を提唱し、2013年に「天空~」を公開。全編空撮で台湾の風景の美しさや環境問題などを映し出した。今月8日には「天空~」第2弾の製作を発表したばかりだった。

(劉麗栄、テキ思嘉、江佩凌/編集:名切千絵)

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