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「生きることと働くことがつながる」26歳、お菓子のベンチャーでの挑戦

6/10(土) 11:10配信

ZUU online

罪悪感なく間食を楽しめる「ギルトフリースナック」の定期購入サービスを展開するsnaq.me(スナックミー)が今、インスタグラムなどを通じて女性に人気を集めています。

2016年3月のサービススタート以来、1年でユーザー数は1000組以上。しかも、LINEやメールを通じてユーザーの好みを聞き、それを次回の宅配内容に反映させるというきめ細やかなサービスが特長です。

そんなきめ細やかなサービスを切り盛りするスナックミーで働く女性のお話を伺うと、「元々は人材広告やメディア関係のしごとをしていたのですが、病気をきっかけに好きなことをやろうと思うようになったんです」と意外なお言葉が。

サービス内容の魅力に迫った【前編】( https://daily-ands.jp/posts/5900999373f3210d3a7d0224 )に続く今回は、お菓子のベンチャーで奮闘する20代女性社員の働き方にスポットライトを当てます。

■23歳で病気が発覚「自分の好きなことをやろう」

お話を伺ったのは、スナックミーMarketing&PR担当の地曵美乃里(じびき・みのり)さん。

現在26歳の地曵さんは、もともと人材広告の大手企業で営業をしていました。

「大学生のときに『社会貢献とは何だろう』と考えたとき、日本にいる限り働く時間がとても長いですから、働く時間が豊かになったら、人の人生はもっとよくなるのではないか、だから働くことをサポートする仕事にできればと思ったのです」(以下、カギカッコ内はすべて地曳さん談)

入社後、営業職に配属されますが、まずは数字、目標達成に重きが置かれることに改めて気が付き「職種に対する理解が足りなかったという反省とともに、このままでいいのかなと考えることが増えました」。

そんな迷いのさなか、23歳で大きな病気が見つかり、休職を余儀なくされます。闘病のなかで感じたのは「やっぱり、自分の好きなことをやろう」ということ。

復帰後は、闘病中に読者として励まされたウェブ系のメディアの運営会社に転職し、キュレーション媒体の編集、企業とのアドイベントなどを手掛けます。

その仕事にもやりがいを感じましたが、メディアに載せるためのリサーチでスナックミーを知り、ユーザーになることで「このサービスに関わりたい」と強く願うようになったのです。

「スナックミーのサービスがとにかく大好きで、社員募集もしていないときに手を挙げて週に1日、2日と勤務するインターンになりました」。その後、社員に。

■プライベートもインスピレーションに変えて

「スナックミーは『子どもに安心して与えられるお菓子がほしい』というCEOの思いが原点。社員は現在5人ですが、家族を持つ人も多く、なかなか長時間働くことはできません。なので、プライベートの時間で得たインスピレーションも仕事で生かす人が多いように思います」

お店でお菓子を探す、そんな日常生活が仕事にリンクすると言います。

「業種によるのかもしれませんが、大企業のときはプライベートと仕事は全く別というライフスタイルの方が多かったように思います。ベンチャーの『生きることと働くことがつながる感覚』、今はそれがすごく楽しく、なくてはならないものです」

ただ同時に、プライベートの時間さえ仕事のインスピレーションに変えながら、結果的に業務効率化を成し遂げている先輩社員の技は「まだ理解し得ない感覚」と地曵さん。

「今はすばらしいメンバーと仕事ができる、学びの時期です。自分もいずれ、そうなっていきたい。私は病気もしましたが、生命線がとんでもなく長いので、長生きのはずですので(笑)」

■3兆円といわれるスナック市場の数千億円を目標に

snaq.meの社内では、日本のお菓子市場は約3兆円。「それに加えて、数千億円のギルトフリースナック市場を新たに創り出そう」という夢が語られています。

「私がギルトフリーという言葉をいいな、と思うのは、押し付けがましくないからです。何が罪悪感かということも含めて人それぞれですし、ギルトフリースナックの定義もそれぞれでいいと思います」

大手メーカーからも「罪悪感なし」をコンセプトにしたお菓子が売り出され、市場が広がっている今、「時代とともに、お客様のニーズも間違いなく変わってきます。今はユーザーさんとのコミュニケーションを深めながら、一歩ずつ進んでいくことかなと思っています」

■人生そのものが「投資」。ワクワクしながら日々過ごしたい

最後にDAILY ANDSのお約束の質問をしてみました。

地曵さんにとって「投資」とは何でしょう?

「私の母は、かつて自主廃業して有名になった証券会社に勤務していました。その後人生をちょっと変えて、今はヨガの先生をしていますが(笑)、私も金融系の本を読むのが好きで、よく読んでいます」

その中にある本に「未来への準備、それがすべて投資」いう意味のことが書いてあったそうです。

「私がスナックミーの運営側であり、受け手であるのも、健康であったりワクワクしたりするという心の健康に対する投資という意味でもありますし。このように未来をワクワクさせるものは投資だなと思っています。そう考えれば、人生そのものが投資、なのかもしれないですね」

(ギルトフリーのヒミツに迫る、おわり)

阿部祐子(あべゆうこ)
出版社勤務(雑誌編集者)を経てフリーに。2009年CFP資格取得。社会、金融、ビジネス系記事、やさしい言葉を使ったファイナンス系の読み物などを手掛けています。

(提供:DAILY ANDS)

最終更新:6/10(土) 11:10
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