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DV容疑 警官逮捕 那覇署勤務、無罪を主張

6/10(土) 10:02配信

琉球新報

 那覇署地域課に所属する男性巡査長が、元妻に対する傷害の容疑で浦添署に現行犯逮捕されていたことが、9日までに県警関係者への取材で分かった。巡査長は不当逮捕だとして無罪を主張している。巡査長の弁護に当たる金高望弁護士は取材に対し「そもそも傷害の事実がない。名誉回復のためにあらゆる手段を尽くす」と話した。

 捜査関係者によると逮捕容疑は今年5月前半、浦添市内の巡査長の自宅で元妻の顔に足を当て、軽傷を負わせた疑い。元妻が110番通報し、浦添署の警察官が傷害容疑で現行犯逮捕した。巡査長は那覇地検に送検された後に釈放された。地検によると現在は身柄不拘束で捜査を継続しているという。

 金高弁護士によると、巡査長と元妻は同居していた。発生当日、巡査長と元妻の間でトラブルが生じ、自宅を出て行こうとした巡査長に対して元妻が引っ張るなどしたため玄関付近で2人が倒れた。金高弁護士は「倒れた後、元妻の顔に巡査長の足が当たってしまったかもしれないが、故意に当ててはおらず傷害は成立しない」と話した。元妻は駆け付けた警察官に「連れて行かないで」と申し出たという。

 県警は取材に対し「逮捕の要件がそろっており、必要性があった」として、逮捕は正当だったという認識を示した。

 県警は9日までに、巡査長を逮捕したことを発表していない。発表しなかった理由について「被害者の公にしてほしくないという強い意向があり、被害者のプライバシーの保護を考慮して公表を差し控えた」と説明した。

 県警は原則的に、逮捕事案について発表しているが、性犯罪やドメスティック・バイオレンス(DV)などで被害者のプライバシー保護の必要性がある場合、薬物事件など関連する容疑者の捜査が継続している場合には公表しないことがある。

琉球新報社

最終更新:6/10(土) 10:27
琉球新報