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文大統領 「新たな挑戦は経済民主主義」=民主化運動記念式典で演説

6/10(土) 14:05配信

聯合ニュース

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は10日、ソウル市庁前の広場で開かれた1987年の民主抗争30周年の記念式典で演説し、「制度としての民主主義が揺れて後退することはもうない」として、「文政権で民主主義は発展し、人権は拡大される」と強調した。

 毎年開催されている同式典に韓国大統領が出席したのは2007年の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領(当時)以来、10年ぶりとなる。

 文大統領は「もはやわれわれの新しい挑戦は経済での民主主義」として、「雇用政策を含む経済民主主義の新しい基準をつくらなければならない」と訴えた。文大統領は雇用創出を新政権の最重要課題の一つに掲げている。

 新政権で民主主義の制度や手続きを拡大するとともに、成長や大企業中心で進めてきた70年代の朴正煕(パク・チョンヒ)時代の経済体制を根本的に改革する強い意思を表明したもので、注目を集めそうだ。

 文氏は「所得と富の深刻な不平等が民主主義を脅かしているが、雇用危機が根本的な原因」と指摘。「深刻な経済的不平等の中で民主主義は形にすぎない」として、「雇用は経済の問題だけでなく、民主主義の問題」と強調した。

 また、「6月抗争30周年を踏み石とし、われわれが飛躍する未来は少しずつ譲り合い、格差を縮めていく社会的な大妥協にあると確信している」と呼びかけた。

 その上で、「決して容易ではないが、必ず成し遂げなければならない課題」とし、労働者と会社、政府による大妥協に各主体が参加するよう訴えた。

 6月10日は2007年に国家記念日として指定されている。

最終更新:6/10(土) 14:05
聯合ニュース