ここから本文です

【坂田正彰の目】日本はスクラムのさらなる進化目指せ

6/11(日) 11:02配信

スポーツ報知

◆ラグビー リポビタンDチャレンジカップ2017 日本33―21ルーマニア(10日、熊本・えがお健康スタジアム)

 現在世界ランキング11位の日本が、自国開催の19年W杯のプールA組で対戦濃厚な同16位のルーマニア代表を下した。昨年4月の熊本地震から復興半ばの被災地を勇気づける1勝となった。

 注目されたFWのセットプレーは収穫も課題もあった。ラインアウトはリズムよく獲得し、展開できていた。スクラムは欧州1、2の強さと言われるルーマニアを苦しめたとの見方もできるが、日本がコントロールできていなかった。低さを意識するあまりバランスが取れず、押し合う形になっていなかった。

 昔の日本ならスクラムは押されなければOKだったが、W杯8強を狙う今はその上のレベルを目指す。何メートル押したから良い―という考えではなく、オフェンスまたはディフェンスしやすいタイミングでボールが出るようにしたい。アイルランド戦はさらにハードな試合が予想され、スクラムのコントロールに期待する。

 後半の2トライ献上は、反則で苦しい流れに。相手のラインアウトモールなど、ディフェンスしづらい形になる前に対策したい。

 小倉、野口、庭井ら新しい戦力の台頭は明るい材料。出場してチームに勢いを与えたリーチや山田ら(前回W杯メンバー)とさらに融合してほしい。(元日本代表フッカー)

最終更新:6/11(日) 11:03
スポーツ報知