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超豪華なキャンピングカー! アメリカン・クラスAを拝見

6/10(土) 11:10配信

朝日新聞デジタル

 「大きくて」「豪華」。アメリカ製キャンピングカーをざっくり表現しようとすると、こうなるでしょう。近年、さすがのアメリカ車にも小型化・省エネ化が押し寄せている、とお伝えしましたが、まだまだ、すべてのアメリカ製キャンピングカーがこれに当てはまるわけではありません。

高級輸入住宅かホテルのスイートルームのようだ!

 今回はそんな従来型の、ビッグスケールでぜいたくな車両をご紹介しましょう。

生活をそのまま持ち出す「走る豪邸」

 アメリカ製キャンピングカーにもさまざまなレイアウトの商品がありますが、コンセプトはおおむね「普段の生活をそのままに」。旅先だから我慢する、という発想がないように思えます。キングサイズのダブルベッドに、フルサイズの冷蔵庫。もちろん、冷暖房だって完備です。

 その結果、どうなるか。居室内には作り付けの家具や家電製品がそろい、インテリアはどんどん豪華に。車両も大型化して、全幅が2.5mを超えるクルマ(=日本では登録できないクルマ)がほとんどです。

 アメリカ製キャンピングカーでも、やはり豪華なのはいわゆるバスタイプ。クラスAと呼ばれるタイプで、日本のバスコンに相当します。そんなクラスAの中でも日本のバス同様、車体後部にディーゼルエンジンを搭載した「ディーゼル・プッシャー」と呼ばれる車両は特に豪華なモデルがそろい、そのどれもが、幅2.5m超。長さも10mは優に超える、日本の感覚からすると桁違いのサイズ。そんなディーゼル・プッシャーの中でも、異色な「ミニサイズ」のものが、台数は少ないですが、日本にも輸入されています。今回はそんな少数派の一台を取材させてもらいました。

最小モデルでも全長10.6m!

 今回取材させていただいたのは、アメリカの老舗高級モーターホームメーカー、ティフィン社(本社・アラバマ州)のもの。

 豪華で巨大なディーゼル・プッシャーですが、同社の「アレグロ・ブリーズ」シリーズはその中でも珍しい、小さいタイプの商品。キャッチフレーズは「市場で最もコンパクトなディーゼル・プッシャーモデル」。日本でも登録できるサイズです。「最もコンパクト」を名乗りながらも、そのサイズは全幅2.44m、全長10.6mのビッグサイズ!

 現時点で日本には輸入代理店はありません。手に入れようとするなら、個人で並行輸入するしかないのです。まずは個人で車両を買い付け、排出ガスやブレーキの能力検査を独自に受けねばなりません。それはそれは気の遠くなるような、手続きと検査の連続です。

 そんな手間ひまをかけて個人で輸入・登録された方に愛車を見せていただくことができました。車両は、2タイプあるアレグロ・ブリーズのうちの大きい方「ティフィン アレグロ・ブリーズ32BR」。

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