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共同暴行、仲間に有罪 千葉地裁「粗暴で危険な犯行」 銚子越人刺殺

6/10(土) 11:16配信

千葉日報オンライン

 千葉県銚子市の路上で昨年12月、ベトナム国籍のグェン・ディン・リェンさん=当時(21)=が刺殺された事件で、共謀してグェンさんの友人のベトナム人男性2人に暴行を加え、けがをさせたとして、傷害と暴力行為法違反の罪に問われたいずれも同市、タイ国籍の男で水産会社従業員、ターウサー・チャートリー(32)と、チナポン・シラウイット(37)両被告の判決公判が9日、千葉地裁で開かれ、高橋康明裁判長は「粗暴かつ危険な犯行」などとして、両被告に懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)を言い渡した。

 判決で高橋裁判長は「酒に酔って仲間のタイ人と共謀し、ベトナム人グループを集団で暴行した。素手で殴打しただけでなく包丁で頭部を切りつけるなど粗暴かつ危険な犯行」と指弾。その上で「タイ料理店内でのベトナム人グループのふるまいに立腹して暴行に及ぶなど軽率だが、前科・前歴もなく反省している」と、量刑の理由を述べた。

 判決によると、両被告は昨年12月25日午前0時半すぎごろ、同市内の飲食店で、客のベトナム人男性2人を殴るなどした仲間数人と共同で2人に暴行を加えた上、うち1人に全治約1~2週間のけがを負わせた。

 この事件では、グェンさんの背中を包丁で突き刺し、血気胸などで死亡させたとして、両被告の仲間のパーントーン・アーノン被告(24)が殺人罪などで起訴されている。