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辻沙絵が大会新で優勝、世界選手権へ弾み=日本パラ陸上選手権

6/10(土) 21:49配信

スポーツナビ

 第28回日本パラ陸上競技選手権大会が10日、東京・駒沢オリンピック公園陸上競技場にて開幕した。リオデジャネイロ・パラリンピック女子400メートル銅メダリストの辻沙絵(日体大院)は初日、T47(上肢切断など)の女子200メートルに出場し、大会新となる27秒74で優勝。7月に開催される世界パラ陸上競技選手権(イギリス・ロンドン)へ向けて順調な調整ぶりをうかがわせた。

 向かい風2.9メートルのなかで好タイムを記録した辻だが、本職はリオでメダルを獲得した400メートル。「(200メートルに特化した)練習をやってきたわけではない」としつつも、「400メートルの中の200メートルと考えているので、その点では全体的なスピードは上がってきていると思う。世界選手権は400メートルでメダルを狙う」と語り、スピード強化に自信を見せた。

 またT42(片脚大腿切断など)の男子走り幅跳びにはリオ銀メダリストの山本篤(スズキ浜松AC)が出場。「今は色々なことを試したい。考えながらやっているので、現状でどの程度の記録が出るのかを意識した」と調整段階にあることを明かしたが、6本目の跳躍で6メートル38をマークし優勝。自己記録には24センチ及ばなかったものの、「助走のスピードは出ていないが、世界選手権1カ月前の記録としては良い」と、こちらも世界選手権へ向けて手応えを得た様子だった。

 大会最終日となる11日には、辻が本職の400メートル、山本は100メートルに出場する。

(取材・文:吉田直人)

最終更新:6/10(土) 22:11
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