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【ブラジル】「より理性的に行動している」 消費者、不況で外食減らす

6/10(土) 4:15配信

サンパウロ新聞

 企業コンサルティング、マーケットインテリジェンス、ビジネス開発などを手がけるGS&MD社が実施した調査で、近年の不況によって懐が寒くなった結果、ブラジルの人々が外食の回数を減らしているということが分かった。同調査によれば、2017年1~3月の間にブラジル全国の飲食店で提供された食事の数は35億食と、16年同時期よりも1億食少なかった。
 7日付伯メディアによると、この調査の責任者である同社のマーケットインテリジェンス・ディレクター、エドゥアルド・ヤマシタ氏は「雇用と収入がこの減少に大きく影響している。消費者は現在、より理性的な行動をとっている」と話す。ブラジル地理統計院(IBGE)のまとめでは、今年第1四半期(1~3月)の全国の失業率は13.7%、失業者数は1420万人に達した。
 外食の回数は減ったが、1回の外食にかかる費用は増えた。同調査によると、消費者が1回の外食で支出した平均金額は昨年1~3月には12.60レアルだったが、今年1~3月には13.80レアルへと9.5%増大した。また、外食産業の売上高は454億レアルから484億レアルへと膨らんだ。これについてヤマシタ氏は「しかし、この増大の80%は物価高騰圧力によるものだ」としている。
 1年前に比べて外食数が最も大きく落ち込んだのは昼食、そして午後の間食(おやつなど)だった。今年1~3月に提供された昼食の数は昨年に比べて6000万食減(4・8%減)の11億8000万食、午後の間食は4000万食減(5.3%減)の7億1000万食だった。また、減少率では午前の間食が9.8%減と最も大きく落ち込んだ。なお、朝食は1億6000万食から2億食へ25.0%増加、夜の間食も3億8000万食から3億9000万食へと2.6%増えた。
 同社のデータによれば、ブラジルでは27%の人々が少なくとも1日に1度は外で何かしらを食する。この割合は米国では52%、中国では83%となる。

最終更新:6/10(土) 4:15
サンパウロ新聞