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「カール」東日本から消滅3つの理由…“カールロス”穴埋めに何を食べる?

6/10(土) 12:01配信

スポーツ報知

 明治は先月末、スナック菓子「カール」の販売を中部地方から東で8月生産分を最後に終了すると発表した。9月以降に店頭から姿を消す見通しとなったエリアでは、“駆け込み需要”で品薄になる小売店も。東日本のファンにはさびしい限りだが、1968年発売の定番スナックと、もう間もなくお別れとなる。コンビニ研究家の田矢信二氏(41)は、理由について独自の見方を示した。

【写真】カールのCMソングを歌った和田アキ子

 トウモロコシを主原料にし、登場から半世紀近くたつスナック菓子・カールは、あと少しで東日本の店頭から消える。関西から西では、カールの売り上げの大部分を担っていた「チーズあじ」「うすあじ」の2種に絞って販売を継続。ただ、それ以外の「カレーあじ」「大人の贅沢カール」などは、東日本同様に販売はやめる。

 「それにつけてもおやつはカール」のフレーズでも親しまれ、1990年代には190億円あったカールの年間売り上げだが、2016年度は60億円にまで減少。ほのぼのとした農作業着のキャラクター「カールおじさん」が登場して人気だったCMシリーズも、14年4月に終了していた。

 同社には発売エリア縮小を惜しんだり、反対するファンの声も寄せられているという。芸能界では「カール好き」を公言している女優・美保純がレギュラー出演するTOKYO MXの番組で「あるのが当たり前だと思っていたから、すごいショック」と嘆いた。明治は「販売の全面終了も検討したほど。苦渋の決断です」と説明し、理解を求めている。人気スナックは、なぜ今のこの状況を迎えたのだろうか?

 ジャガイモを原材料としたポテト系スナックに押されたのが低迷の原因のひとつといわれるが、今回の明治の判断について、コンビニ研究家の田矢信二氏は、ほかにも、いくつかの理由を挙げた。

 ▼王道ゆえに…           

 最近は、若い女性を中心に、低カロリーのものもスナックの人気カテゴリーとなっている。そうした中で、カールは、チーズあじ1袋64グラムで324キロカロリーとけっして低くはない。田矢氏は「他社のスナックが『カルシウム入り』など付加価値も付けている中、カールは誰もが知るコーン系の『王道』の商品だっただけに、モデルチェンジをしにくかったのでは」と説明した。

 小売店がスナック菓子を置く棚のスペースは限られ、競争は激しい。最近コンビニやスーパーが独自に開発したプライベートブランドの販売に力を入れ始めたこともあり、王道のカールは売り場での存在感が低下したとみられる。

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最終更新:6/10(土) 12:01
スポーツ報知