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日本動物愛護協会が、保護猫を集めて譲渡会 運営でボランティアらを応援

6/10(土) 12:40配信

sippo

 日本動物愛護協会(東京都港区)が6月17日(土)10時~16時、ヤマザキ動物専門学校レインボーホール(東京都渋谷区松濤2―16-5)で、保護猫の譲渡会を開く。十数匹の猫が集まる予定だ。同じ会場で『小さな命の写真展(猫Version)』も開催する。

【写真特集】参加予定の猫や譲渡会の様子

 同協会の相談室長の大橋志保さんは、「本協会はシェルターを持ち合わせていないので、動物ボランティアや個人の方に保護をお願いしています。しかし譲渡会を公共の場でなかなかできなかったり、寒い時でも戸外でしなければいけなかったりと悩みを抱えているため、譲渡会会場の提供や集客、動物の運搬までを私たちですることにしました」という。

 昨年12月18日、ヤマザキ動物専門学校の「Xmasわんにゃんフェスティバル」のイベント内で、第1回となる保護猫の譲渡会を開いたという。その時は子猫から成猫まで計21匹が集まり、100人以上の来場があった。

 大橋さんによると、譲渡会に出る猫は、ウイルス検査をしてワクチン接種もしているが、なかには持病がある子もいるのだという。「どの猫にも、幸せになるチャンスをあげたいと考えているからです」

 病気があっても幸福になるケースがある、という。

 前回の譲渡会には生まれつき腎臓が弱い猫もいたが、60代の夫婦にもらわれることになった。猫の体調を伝えると、「うちで家族に迎えて最期までみたい」と言ってくれたという。

「ご夫婦は、猫を飼いたいけれど、赤ちゃんの猫を飼うと自分たちの寿命との兼ね合いが不安だとお考えでした。持病がある猫は長寿ではないかもしれないけれど、逆にそれなら家で最期までみてあげられる。限られた時間でも一緒に楽しく暮らしたいと仰ってくださり、いま猫は幸せに暮らしています」

 人の思いと、猫の状態とが、ぴたりとかみ合った例だ。

「本当は、譲渡会などしなくてもよい社会が理想なのです。本協会は『今を生きている命は幸せに、不幸な命は生み出さない!』というスローガンをかかげ、自分が責任を持てない不幸な命は作り出さないでほしいことを譲渡会を通じてお伝えしたいと思っています」

sippo(朝日新聞社)

最終更新:6/10(土) 12:40
sippo