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「今日のラファは本調子ではなかった」とトニー・コーチ [全仏テニス]

6/10(土) 20:53配信

THE TENNIS DAILY

 フランス・パリで開催されている「全仏オープン」(5月28日~6月11日/クレーコート)の大会13日目、男子シングルス準決勝で、全仏で9度タイトルを獲得している第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)が、第6シードのドミニク・ティーム(オーストリア)を6-3 6-4 6-0で破り、3年ぶり10度目の決勝進出を果たした。試合時間は2時間07分。

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 ナダルは、もうひとつの準決勝で第1シードのアンディ・マレー(イギリス)を6-7(6) 6-3 5-7 7-6(3) 6-1で破った、2015年大会の優勝者で第3シードのスタン・ワウリンカ(スイス)と決勝で対戦する。

 準決勝のティーム戦について、ナダルはあまりいいプレーができていないとナダルの叔父であり長年コーチを務めるトニー・ナダル(スペイン)が伝えている。

「今日のラファは本調子ではないね。まあまあいいプレーはしていたけど、少し緊張していたし、硬さがあった」とトニーは言った。

 しかしナダルは、持ち前のトップスピンとこれまでの経験で終始、第6シードのティームを圧倒し、6度にわたりティームのサービスゲームのブレークに成功した。 一方のティームは、ブレークチャンスを8回握るも、ナダルのサービスゲームをブレークしたのはたったの1回にとどまった。

「ティームは準々決勝で(ノバク・)ジョコビッチを倒し、1セットも落としていなかったから調子はよかったと思う。ラファはベストではなかったけど、勝つには十分なプレーだった。ときどきいつもより強くボールを打っていたから、エラーの数もいつもより多かったよ」と、トニーは試合後にコメントした。

 昨年の全仏オープンでは3回戦を目前に左手首の故障のため棄権。その後、シーズン離脱を余儀なくされたナダルだったが、今大会ではこれまで素晴らしいプレーを見せている。まだ1セットも落としておらず、6試合で29ゲームしか相手に与えていない。これは、1968年のオープン化以降、グランドスラム大会の決勝進出時点での失ゲーム最小記録数が27ゲームなので、2ゲーム記録を下回る結果となっている。

「手首の状態がよくなってからは、練習やトレーニングも十分できるようになった。僕のチームメンバーとともにいいスタートを切るためにやるべきことはすべてやったし、一生懸命がんばってきた。今その成果を得るときがきたよ」とナダルは試合後の記者会見で言った。

 3年ぶりの決勝進出を果たしたことでクレー王者の地位奪還まで残りあと1勝とした。またナダルが世界ナンバーワンに返り咲くかが注目される。

「ラファは今シーズン、ハードコートでもクレーコートでも、本当にいいプレーをしている。レース・トゥ・ロンドン(ATPファイナルズ出場を争うランキング)では、今のところラファが1位だけど、ウィンブルドンでどうなるかだよね。膝の故障なしにウィンブルドンでプレーできることが重要なカギになると思う」とトニーはコメントした。(C)AP (テニスマガジン/テニスデイリー)

最終更新:6/10(土) 20:53
THE TENNIS DAILY