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go2sleep、エンズイギリ、フジワラ・アームバー・・・世界で炸裂!日本人レスラー発祥のオリジナル必殺技

6/10(土) 22:00配信

AbemaTIMES

 現地時間5月20日に行われたNXTテイクオーバー:シカゴで、怪我による2度の長期欠場を乗り越えたヒデオ・イタミがついにボビー・ルードの持つNXT王座に挑戦した。一進一退の白熱した攻防の末、ヒデオは必殺のgo2sleepを決めるが、粘るルードが逆転のグロリアスDDT2発を決めて王座防衛に成功。惜しくもNXT王座初挑戦初戴冠は成し遂げられなかった。

 go2sleepは、KENTAのリングネームでプロレスリング・ノアに所属していた時代からのフィニッシュムーブであり、相手を両肩にかつぎ、前方に落とす際にヒザ蹴りを相手の顔面や胸などに叩き込む荒技だ。しかし、ヒデオは2014年7月のNXTデビュー戦では、go2sleepは使わずにダイビング・フットスタンプで勝利している。

 WWEでは各レスラーが必殺技を持ち、オリジナルのフィニッシュムーブは他の選手が使ってはならないという暗黙の了解がある。go2sleepは、以前WWEに所属していた人気レスラー、CMパンクがGTSの名称で同じ技をフィニッシュムーブにしていた。ヒデオのWWE入団時にはすでにCMパンクはWWEを退団していたが、ファンからの支持が絶大だったため、またCMパンクが団体側と和解して電撃復帰するという噂が流れていた時期と重なっていたので、ヒデオはダイビング・フットスタンプをフィニッシュムーブにしたのだという。

 その後、晴れてgo2sleepを使えるようになったヒデオだが、go2sleepを出そうとするものの、対戦相手が防いだり逃げたりしてなかなか決められず未遂に終わるということを何度も繰り返した。しかし、2015年3月にgo2sleepをWWEで初めて決めると、観客から大歓声を浴び、初go2sleep炸裂がネット上でも大拡散。Twitterのトレンドワードにもなった。

 このように日本人レスラーが開発したオリジナルの技をWWEなどの海外のレスラーが使用して、世界中に広く知れ渡っている例は数多い。

 先述のCMパンクは、無名時代に日本のプロレスを意欲的に学んでいたことがあり、日本人レスラーの技を好んで使っていた。WWE時代には、GTSの他にもV1アームロックと袈裟固めの複合技であるアナコンダバイスや、自身の胸の前で両腕を一旦交差させてバッテンを描くように斜めに振り下ろすモンゴリアンチョップなど、新日本プロレスの天山広吉が使う技を使用していた。

 CMパンクと同じく若手時代に日本でプロレスを学んだ親日家のクリス・ジェリコのフィニッシュ・ムーブであるコード・ブレイカーも、日本人プロレスラーの技が元となっている。相手レスラーの頭を両手で抱え込み、そのままマットへ引きずり込み、ヒザで顔面を強打するこの技は、プロレスリング・ノアの丸藤正道がオリジナル。ジェリコは丸藤が使用しているのを見て「これだ」と思い、何度もDVDで確認しながら習得したといわれている。

 現在は現役を引退し、スマックダウンのGMとして活躍しているダニエル・ブライアンが、現役時代にフィニッシュ・ムーブにしていたランニング・ニーという技は、KENTAのオリジナル技であるブサイクへのヒザ蹴りからヒントを得ている。WWE入団前にプロレスリング・ノアに参戦し、KENTAとGHCジュニアヘビー級王座を賭けて激しく闘っていたブライアンは「KENTAにたくさん蹴られて覚えたよ」と語っている。

 WWEでは他にも、アントニオ猪木のエンズイギリ、藤原喜明のフジワラ・アームバー(脇固め)、ウルティモ・ドラゴンの本名から命名されたアサイ・ムーンサルトやアサイDDTなど、日本人レスラーのオリジナル技が数多く使われている。新日本プロレスをはじめ、日本のプロレスが注目されている昨今、今後も世界に通用する日本発祥のプロレス技が続々と出てくることだろう。

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最終更新:6/10(土) 22:00
AbemaTIMES