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子宮頸がんワクチン、定期接種中止を 藤沢市議会常任委が陳情了承

6/10(土) 8:08配信

カナロコ by 神奈川新聞

 接種後に全身の痛みや激しい頭痛などの症状が報告されている子宮頸(けい)がんワクチンを巡り、藤沢市議会厚生環境常任委員会は9日、ワクチンの定期接種の中止などを政府に求める陳情を賛成多数で了承した。

 陳情は「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会」県支部の山田真美子代表が提出。(1)症状発症の原因が明らかになり、症状に苦しむ接種者への治療方法が確立されるまで定期接種を中止にする(2)子宮頸がん予防効果の高い検診を刷新する-ことなどを求めている。

 常任委では「ワクチン接種後の重い症状が複数報告されている以上、定期接種を中止し、地域での医療体制の充実や啓発に取り組んでいくべきだ」「定期接種が中止になれば、接種者は高額な自己負担が求められる」などといった意見が出され、陳情は賛成多数で了承された。23日の本会議で採決される見通し。

 同ワクチンは、厚生労働省が2009年に承認。13年4月には予防接種法に基づき、小学校6年から高校1年までの女性が定期接種の対象となった。健康被害の訴えが相次いだことなどから、厚労省は積極的な接種の呼び掛けを行ってはいないが、現在でも定期接種は続いている。

 この問題を巡っては、鎌倉市議会が今年3月、ワクチンの定期接種の中止などを国に求める意見書案を可決している。