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“嫌われ者”減少傾向に 清川村ヤマビル5カ年調査

6/10(土) 10:10配信

カナロコ by 神奈川新聞

 蒸し暑い梅雨時に動きが活発化する“嫌われ者”のヤマビル。2004年の丹沢大山総合調査以降、初めてになる県と清川村が実施した5カ年調査で減少傾向が示された。

ヤマビル被害は2000年ごろから

 合同調査は、主に放置された森林の整備効果を検証するために10~14年度の各9月中旬に同村煤ケ谷の2地域33地点で実施。東丹沢の山麓の里山域で半径1メートル範囲を調査地点として3分ほど歩いて地面に刺激を与え、息を吹きかけて5分間で集まった個体数を数えた。

 調査結果によると、村内の金翅地域の平均が10年度12・4匹から14年度4・2匹、西ケ谷戸地域は3・5匹から2・2匹にそれぞれ減少した。しかし、有効策とされる落葉かきを行った3地点では増加傾向が見られ、効果が確認できなかった。

 県自然環境保全センターの担当者は「ヤマビルの画期的な駆除方法はなく、詳細な生態も不明。地域全体で被害が改善されていると推察するのは難しい。間伐などの対策を引き続きモニタリングしている」と説明している。

 同村では10年度から年2回、全自治会の一斉清掃に合わせて薬剤散布によるヤマビル駆除も実施、本年度も11日に予定している。村産業観光課は「十数年前、家に侵入して子どもに被害が出るなど深刻化した時期はあったが、近年はそうした苦情は聞かない」と話している。