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6月抗争記念式、10年ぶりに政府と市民が共に参加

6/10(土) 13:25配信

ハンギョレ新聞

慶雲洞から東学農民軍、タプコル公園から3・1万歳軍 西大門から4月革命軍、ソウル駅から5月市民軍 明洞聖堂から6月抗争軍、孝子洞からろうそく市民軍 今日、民衆の歴史が蘇る

 「護憲撤廃、独裁打倒、民主憲法獲得」を掲げた6・10民主抗争30周年を記念するため、10日、全国各地で様々な記念行事が開かれる。特に、今年は6月抗争の中心だったソウル市庁前広場で初めて記念式が行われ、市民社会団体が10年ぶりに政府の公式行事に参加することにし、さらに意義深い祭典の場になることを、民主化運動記念事業会側は期待している。

 今回の「6・10民主抗争記念式」のテーマは「記憶」と「誓い」だ。1987年6月抗争の歴史的意味を記憶し、これから真の民主主義に向けた前進を誓うことを目標に、過去と未来をつなぐ象徴的な行事が公式記念式前後に多彩に開かれる。

 特に、10日午後2時からソウル各所では、「民主市民大同祭-6・10大騒動」フラッシュモブが行われる。 市民参加者たちはそれぞれ東学農民軍、3・1万歳軍、4月革命軍、5月光州(クァンジュ)市民軍、6月抗争軍、弾劾ろうそく市民軍の6つのグループに分かれて市民抗争を象徴する様々な場所から出発し、ソウル広場に向けて行進する。

 東学農民軍は、ソウル鍾路区(チョンノグ)慶雲洞(キョンウンドン)天道教水雲会館から「民主・民生・平和、THAAD(高高度防衛ミサイル)去って平和よ来い、労働者・農民の生存権保障」などのスローガンを書いた輓章旗(のぼり)を掲げて行進し、3・1万歳軍はソウル鍾路区タプコル公園から「慰安婦合意無効、平和統一を達成しよう」などのスローガンを叫びながら行進する。4月革命軍は、ソウル西大門区(ソデムング)ヒョン底洞(ヒョンジョドン)にある西大門刑務所前から出発し、5月光州市民軍はソウル駅から出発して「民主主義の守護」などのスローガンを叫ぶ予定だ。6月抗争軍ははちまきをした学生や作業服を着た労働者に扮し、「護憲撤廃、独裁打倒、最低賃金1万ウォン(約千円)の獲得」などのスローガンを叫ぶ。

 最も最近の市民抵抗を象徴する弾劾ろうそく市民軍は、大統領府近くのソウル鍾路区青雲孝子洞(チョンウンヒョジャドン)住民センター前から出発し、「セウォル号の真実の引き揚げ、財閥改革・マスコミ改革・検察改革」など、現在進行中の市民社会の要求事項をスローガンとして叫ぶ予定だ。また、米軍装甲車事故で亡くなったヒョスン・ミソンさんを追悼するスローガンも一緒に掲げる。主催側は「歴史的な脈絡に関係なく、すべての行進隊列が『セウォル号の真実の引き揚げ』のスローガンを叫び、過去の象徴的な市民抵抗が現在の歴史と民主主義の課題として自然につながるようにする予定」と明らかにした。

 ソウル広場で開かれる記念式では6月抗争を象徴する民衆歌謡の「広野にて」が斉唱される予定であり、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長も原曲の歌手であるユン・ソンエ氏と共に「その日が来れば」を歌う。これまで朴鐘哲(パク・ジョンチョル)・李韓烈(イ・ハンヨル)烈士の影で大きく注目されなかったファンボ・ヨングク、イ・テチュン烈士を称える場所も別に用意される。若者と高校生らが一緒に1987年6月抗争と今回の「大統領弾劾ろうそく集会」の意味を振り返りながら、韓国社会の未来について論議するコーナーもある。

 同日、ソウル広場の記念式には、チョン・セギュン国会議長をはじめ全国民主化運動遺族協議会、全国民族民主遺族協議会、6月抗争継承事業会、4月革命会、女性団体、労働団体など全国の市民社会団体のメンバーたちが大挙参加する。また、一般市民と学生を含めて合わせて5千人以上が参加するものと予想される。

 記念式はソウル市庁前広場以外に釜山(プサン)や光州、城南(ソンナム)、原州(ウォンジュ)、木浦(モクポ)、大邱(テグ)、安山(アンサン)などの全国各地でも開かれる。6月民主抗争30周光州全羅南道行事委員会は10日午後6時、光州広域市の錦南路(クムナムロ)にある旧全羅南道道庁前5・18民主広場で記念式を開く。同日の行事は1980年5月光州と6月民主抗争、ろうそく革命が一つの流れにつながる歴史ということを記念する意味を持つ。6・10抗争30周年を記念する石碑も10日、大邱、慶尚南道昌原(チャンウォン)、全羅南道木浦など、各地に建てられる。6・10抗争は2007年5月、国家記念日に指定された。

ホ・ジェヒョン、キム・ギュウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:6/10(土) 13:25
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