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さい銭泥棒が多発 名護城公園 拝所から20回超、数十万円被害か

6/11(日) 7:30配信

琉球新報

 【名護】名護城公園にあるヒヌカン(火の神)をまつった拝所で、さい銭が盗まれる事件が多発している。拝所を管理する名護市城区の宮里旭区長によるとここ数年で、5日までに20回以上被害に遭った。さい銭を確認する前に盗まれているため被害総額は確定できないが、数十万円になる。城区は名護署に被害届を出しており、同署が捜査を進めている。
 拝所は城区民がヒヌカンとして長年、大切にまつってきた。区民だけではなく、年末から春先にかけては初詣客や行楽客も多数訪れる。さい銭は例年年間で数十万円になり、拝所の維持管理に使われてきた。

 宮里区長によると、さい銭箱は二重鍵になっている。十数年前から鍵が壊されていることはあったが、数年前からさい銭が盗まれるようになった。鍵が壊されるたびに大型の鍵に交換してきたが、犯行は止まらず、さい銭を取り出す側の扉を溶接した。それでも溶接部を工具で削り金を盗んでいく。防犯カメラの設置も考えたが、電気が通っていないこともあり、区の予算では難しい状況だ。

 宮里区長は「鍵交換も溶接も、その都度費用がかかる。本当に困っている。さい銭には、お参りした人の願いや祈りが込められている。どうかやめてほしい」と訴えた。

琉球新報社

最終更新:6/11(日) 7:30
琉球新報