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【サントリーレディス】宮里26位 ギャラリーに囲まれ涙「もう感情を抑える必要はないんだなと」

6/11(日) 17:09配信

東スポWeb

 国内女子ゴルフツアー「サントリーレディス」最終日(11日、兵庫・六甲国際GC=パー72)、33位からスタートした宮里藍(31=サントリー)は5バーディー、4ボギーの71で回り、通算2アンダーの26位で4日間の戦いを終えた。71で回り、通算15アンダーとしたキム・ハヌル(28=韓国)が1打差で逃げ切り、今季3勝目を挙げた。

 やはり藍はスーパースターだった。18番パー4は2打目を右のラフに外し、「ライが悪かった」3打目は反対のカラーまでオーバーさせてしまう。だが、これを沈めてパーセーブして、最後の最後できっちり見せ場をつくる。

 力強く右手を上げた後は、グリーンを取り囲んだギャラリーに「本当は一人ひとりに『ありがとうございます』と言いたかった」という思いを込めて感謝の拍手と一礼。そして「もう、感情を抑える必要はないんだなと」と思うと、自然と瞳は濡れていた。

 先月26日に今季限りでの引退を表明してから臨んだ初の試合も、この日で最後とあって「今日は朝からヤバかったです。ウオームアップも手につかなかったし」。

 スタート予定時刻の10分以上前には練習グリーンを後にし、父でコーチの優さん(71)を「もう行くの?」とビックリさせた。だが1番ティーは前の組がまだティーショットを打ち終わっておらず、通路で数分待つことになってしまった。

 それでもティーショットを打つと、きっちり試合モードに切り替えた。

 1番は66ヤードをSWで1メートルにつけてバーディー。前半で3ボギーを叩いたものの、後半に入ると10番は花道からチップインバーディー。12番パー5もバンカーからの4打目をカップインさせ、ギャラリーからは優勝争いを演じているような大拍手を浴びる。

 14番も145ヤードを7Iで1メートルにつけるショットを披露してバーディー。9132人のギャラリーを存分に堪能させた。

「できることなら(2004年大会以来)もう一度勝ちたかった。それが心残り」と話した大会もこれで終わり。1週のオフを挟んだ後「アーカンソー選手権」から9月のメジャー「エビアン選手権」までは米ツアーに専念する。

 その後、日本ツアーに戻ってくるかが気になるところだが「今はまだ何ともいえません。メジャーが全部終わって、自分の気持ちに正直になって、出られるなら出たいと思う」と話すにとどめた。

 3か月後の気持ちがどうなっているかは、藍本人を含めて現時点では誰にもわからない。周囲ができることは藍の悲願でもある「メジャーV」に少しでも近づけるように応援することだ。

最終更新:6/11(日) 17:15
東スポWeb