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サッカーゲームシリーズ最新作『FIFA 18』のE3デモリポートをお届け。Switch版はJoy-Con一個持ち同士の2P対戦にも対応!【E3 2017】

6/11(日) 18:27配信

ファミ通.com

文・取材・撮影:編集部 ミル☆吉村

●高い完成度の裏で伸び代が減りゆくなか、新鮮に感じたSwitch版
 今年もE3前に開幕した、エレクトロニック・アーツの単独イベント“EA PLAY”。会場で同社のサッカーゲームシリーズ最新作『FIFA 18』を遊んだので、その内容をお届けしよう。なお、試遊はプレイステーション4版とSwitch版で行った。

 今年のFIFAの傾向としては、人によって好き嫌いの分かれる動きの重量感(よく言えば慣性を感じさせる現実志向、合わない人には“もっさり”)な感じが、現行の17に比べてほんの少しだけ重めに寄ったように感じた。これは歴代作品の中でもずっと行ったり来たりしながらバランスが模索されている部分なので、長いファンにはおなじみだと思う。
 その分、タイミングを見計らってターンでボールを振ったり、あるいは逆にディフェンスの時にヤマを張ってグッと寄せて奪ってからのカウンターなどが効きやすくなるので悪いことではないのだが(ドリブルシステムの見直しが入っている影響もあると思う)、こればっかりは合う合わないがあると思うので、いずれ例年のように公開されるだろう体験版で確認してほしいところだ。

 一方で今年一番の推しとなっているのが、カバーアスリートのクリスチャーノ・ロナウドほか、トップ選手たちのモーションキャプチャーが進化して、プレイの中での個性も再現しているということ。これは確かに「ああクリロナっぽい」とか「ロッベンこんな風に走るわ」っていう場面があって、名前が挙がっていない選手でも「これはもしかして専用モーションなのでは」と思わせるプレイがあった。

 また公式サイトに掲載されている中では、ゴール前に送るクロスボールが説明通りにバリエーションが増えていて、狙った感じに飛んでくれることが多かったように思えた(もっとも、一回のデモで確認できる本数には限りがあるが)。一方でプレイそのものではないが、スタジアムの雰囲気も遊んでいて実感できる進化ポイント。17ではまだ書き割り感があったが、より生々しい方向に近づいてきたと思う。

 さて、毎年のようにE3でFIFAシリーズを遊んでいて、発売後にはキャリアモードを遊び倒している記者だが、年々感じているのが、変更点や進化のポイントが段々ニッチになってきていること。全体的には確かにそれらの変化で良くなってきていて、昨年の『FIFA 17』もドライブのかかったロングパスが出せるようになったおかげで、自分の望むプレイ、頭に描いたゴールが実際にできるようになり、非常に満足している。だが同時に、完成度が高いだけに、今のスタイルをキープしつつ飛躍を起こすには、それこそAIの画期的な進化などが必要なのではないかと思う。

 そんな中でフレッシュさを感じたのがNintendo Switch版だ。毎年非常に幅広いマルチプラットフォーム展開されるタイトルなので、過去には同年度のFIFAでも機種によってプレイ感が異なる場合などもあったが(例えば海外で発表されている前世代機版がそうだ)、Switch版は先行するPS4/Xbox One/PC版と微妙な違いはあるものの、出来はかなりいい。海外のプレスリリースで「最も技術的に進んだポータブルFIFA体験」と書かれているのは伊達じゃない。

 そう、ポータブルなんである。ご存知の通りSwitchは手軽に持ち運べて、公園だろうがスタジアムの開門前だろうがどこでもFIFAができるという、FIFAフリークにはたまらない外出プレイができる。記者はカメラを引いた設定にして大きな展開をしやすくするのを好むため、さすがに引きすぎると画面サイズの関係上見づらくなったりするのだが、それでも持ち運べるメリットと比べたら個人的には些細な事で、ちょうどいい設定を探せばいいだけである。

 また、デモ機は盗難防止のためにJoy-Conが外せないようになっていたので実際には試せなかったのだが、Switch版はその特性を活かすためにさまざまな操作方法やプレイ手段が用意されているのもポイント。Joy-Conを外して一個ずつ持ち、友達と2P対戦するといったことが可能で、2台のSwitchによるローカル対戦などもできる。これはシリーズの中でもかなり面白い作品になるんじゃないかと思うのだが、いかがだろうか。

最終更新:6/11(日) 18:27
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