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ボーナスを機に「お金について幅広く知りたい」人が読んでおきたい6冊

6/11(日) 18:20配信

ZUU online

金融リテラシーを高めたかったら夏は最高の季節。夏休みに「マネー本」をまとめて読んで、経済や金融の基礎を再確認するのもいいし、最新の情報にアップデートすることも大事だ。自分への投資だけは決して惜しんではいけない。是非読んでおきたい「マネー本」をテーマに分けて紹介する。夏のボーナスを機に読んでみてはいかがだろう。

■お金の「使い方・貯め方」などの基礎的なことを学べる2冊

(1)『知らないと損する 池上彰のお金の学校』(朝日新書 - 2011/10/13) 
――著者:池上 彰

TVの経済や国際情勢の解説でおなじみの池上彰氏が書いた金融リテラシーの入門本。池上氏は理解しづらいような話を判りやすく解説することに関しては天才的だろう。金融のキホンを学びたい人、金融の仕組みを整理しておきたい人には持ってこいだ。

金融リテラシーを身につける上で、銀行、投資、税金、保険についてなど基本的なことを幅広く、易しい表現で解説している。世界経済や日本の金融システムといった話だけでなく、ギャンブル、格安のからくり、給与システムなど身の回りの金融関連の小ネタをはさみながら進めていくので読み物としても十分に楽しめる内容だ。

(2)『全面改訂 超簡単 お金の運用術』 (朝日新書 - 2013/9/13)
――著者:山崎元

経済評論家でバイサイドからセルサイドまで金融機関を12社を転職した山崎元氏の著書。持論が「世の中にある運用商品の99%以上は、はじめから検討に値しないクズだ」だけに、「生命保険は不要」「銀行のセールスの惑わされるな」「外貨預金は金融機関がもうけるだけ」と内部にいたからこそ言える本音トークをズバッと繰りひろげる。

「覚える金融商品は3つだけ」「素人でも『年間+5%』の運用を目指せる」など、シンプルで誰にでもトレース可能なお金の増やし方を学べる。

■金融経済のことが分かる4冊

(3)『経済のことよくわからないまま社会人になった人へ―ひとめでわかる図解入り』(海竜社 - 2014/3/1)
――著者:池上 彰

再登場、池上彰氏の著書。思わず手にとりたくなるタイトルだ。いちばんわかりやすい「経済の本」と帯に書いてあるように、経済の話だけでなく、投資、時事問題、保険、税金などについて、ニュースを織り込みながら具体的に説明してある。

世界経済の流れを変えたのが2007年のリーマン・ショックだった。リーマン・ショックを分からずして現在の世界の金融界の状況はつかめない。そういった背景となる時事問題を理解するのに優れた本だ。この本は教科書ではない。世界経済の仕組みを知ることで、今という時代に対する興味が沸く。経済分野に自分の興味を拡げていくための一歩となるような本だ。

(4)『これからの日本の論点 日経大予測2017』(日本経済新聞出版社 - 2016/10/22)
(5)『日経大予測 2017年度 動乱の世界情勢を読む』(日本経済新聞出版社 - 2017/4/15)
――日本経済新聞編集

日経大予測シリーズの最新版。
トランプ政権は、日本にどんな影響を与えるのか。日本はどこに向かおうとしているのか?「これからの日本の論点」は日経のそれぞれの専門分野の編集委員が大胆に経済を予測している。毎年出版されるので毎年読めば常に最新の経済状況にアップデートすることが可能だろう。

今年はさらに特別版として「動乱の世界情勢を読む」も緊急出版された。米トランプ政権に代表される世界的なポピュリズムの流れ、BREXITで現実のものとなり始めたEU崩壊、朝鮮半島、中東、ロシア情勢などを理解しないで今の世界経済を理解することは無理だろう。日経編集委員、海外特派員、コメンテーターなどが世界の動向に大胆に斬りこんでいる。

(6)『この1冊でわかる 世界経済の新常識2017』(日経BP社 - 2016/12/7)
――著者:大和総研、監修:熊谷 亮丸

米国ISM製造業景況感指数、中国景気先行指数、完全失業率、マネタイゼーション、長期金利関数、日本の対外純資産、日銀の出口戦略、テーパー・タントラム、人口ボーナス期、GDPギャップ、オバマケア、超スマート社会、ウーバー化、ビットコイン、ブロックチェーン、P2P送金、アルゴリズム取引。現代を知るのに欠かせないキーワードを解説した本だ。大和総研のチーフエコノミストの熊谷亮丸氏が監修している。つねに読めるところに置いておきたい1冊だ。

平田和生(ひらた かずお)
慶應義塾大学卒業後、証券会社の国際部で日本株の小型株アナリスト、デリバティブトレーダーとして活躍。ロンドン駐在後、外資系証券に転籍。国内外機関投資家、ヘッジファンドなどへ、日本株トップセールストレーダーとして、市場分析、銘柄推奨などの運用アドバイスをおこなう。現在は、主に個人向けに資産運用をアドバイスしている。

最終更新:6/11(日) 18:20
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