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【巨人】13連敗からの連勝失敗…随所にあった「もったいない」

6/11(日) 7:04配信

スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 日本ハム3―2巨人(10日・札幌ドーム)

 巨人は継投策がはまらずに競り負け、4位浮上のチャンスを逃した。1点リードの8回先頭、好投していた先発・田口が杉谷に四球を与え、田原にスイッチ。森福を挟み、守護神・マシソンで逃げ切りを図るも、1死二、三塁で不振の中田に逆転2点二塁打を食らい、田口の勝利は消えた。下半身の不調で坂本勇が先発を回避した打線は、今季最少タイの4安打で2点を奪うのがやっと。前夜(9日)に13連敗を止めたが、波に乗れず再び借金10。2年ぶり4度目の交流戦負け越しが決まった。

【写真】逆転打を打たれ、グラブを噛んでベンチに引き揚げるマシソン

 勝負の8回だった。何とか粘って、つないで、連勝をつかみたかった。しかし、頼みの軸がぶれては歯車も狂ってしまう。由伸監督は「今、チーム的に苦しいところだから、今いるメンバーで何とかそこを乗り切りたかったけど」と悔しさをにじませ、引き金となった田口について、「もったいない。もう少し投げてほしかった」と指摘した。

 1点リードで迎えた、その8回だ。ベンチは田口に先頭打者の一人を任せ、そこからの継投を考えていた。しかし、代打・杉谷を四球で歩かせた。打たれるならまだしも、自動的にチャンスを与える結果は、想定外だった。無死一塁から田原、森福とつなぎ、1死一、三塁で守護神・マシソンを投入。二盗で二、三塁とされると、中田には左中間への逆転二塁打を食らった。

 球団ワーストの13連敗を止めた翌日のゲーム。誰もが「今日が大事」と口をそろえて臨んだ。だが、異常事態も発生した。坂本勇が下半身のコンディション不良で今季初めてスタメンを外れた。9回2死で代打出場したくらいだから、大事には至っていない。それでも主軸を欠く中での戦いとなった。逆境を何とかモノにしたかったが、もったいない場面が随所にあった。

 〈1〉田口の8回先頭への四球

 先発3本柱である田口には、勇人不在を補うぐらいの結果が求められたが、与えてはいけない四球だった。田口も「任された回は投げきりたいというのが一番。自分には力がないということ」と悔しさをにじませた。チームが苦しい時ほど、主力が引っ張る必要がある。さらなるレベルアップのため、四球1つにも重みを感じてほしい。指揮官も「今のままで十分だとは、こっちも本人も思ってないだろうからね。そのへんは日々、投げるたびに成長してほしい」と望んだ。

 〈2〉低調な打線&犠打失敗

 打線も今季ワーストタイの4安打と振るわなかった。由伸監督は「2点じゃいい攻撃ができたとは言えない。ヒットも出たわけじゃないし、そこは一人一人の工夫も大事だと思う」と付け加えた。初回には石川が、3回には小林が、犠打を失敗して一塁走者を進められず、チャンスを広げられなかった。

 〈3〉痛い指示ミス

 攻撃が低迷している中、7回の走塁ミスも痛かった。2点を奪って逆転し、なおも1死二塁。代打・亀井の左前安打で、二塁走者のクルーズが本塁に突入。大西三塁コーチャーが腕をグルグルと回したが、余裕でアウトになってしまった。

 連敗を止めても、チーム状態が上がったわけではない。浮上へのきっかけをつかんだ直後の試合だったが、ちぐはぐさだけが浮き彫りになった。ここを何とか乗り越え、逆襲に転じたい。(水井 基博)

最終更新:6/11(日) 17:30
スポーツ報知

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