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【日本ハム】3番・中田、ファンのメッセージ見え「足震えた」8回決勝逆転打

6/11(日) 7:04配信

スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 日本ハム3―2巨人(10日・札幌ドーム)

 力強いガッツポーズを作り、ベンチへ向けほえた。日本ハム・中田は大歓声を背に肩の荷を少しだけ下ろした。1点を追う8回1死二、三塁。マシソンの151キロをしばき上げた。左中間を抜ける逆転2点二塁打となった。

【写真】マスコットのB・Bをはさみ笑顔を見せる大田(左)と中田

 この日、栗山政権6年目で初めて、けがで外れた時以外は720試合連続して座った4番を外れた。何度も指揮官と話し合った末、プロ初の3番に“降格”しての大仕事。打席に入る直前、電光掲示板に映るファンからのメッセージが目に入った。「『3番でも4番でもやることは一緒』と見えたので、その気持ちで立ちました。足が震えました。こんなに頼りないバッターに、チャンスでまわしてくれた。意地でも打ちたいと思っていた」。そうお立ち台で語る中田をベンチで見つめていた栗山監督の目は、潤んでいた。

 6月は試合前まで8試合で打率1割4分7厘と低迷。普段は試合後、切り替えてすぐ帰宅する男が、前夜の9日は珍しくスイングルームでバットを振り込んだ。9日からバットの色を白から黒と白のツートンカラーに変更。毎打席、バットを立てたり寝かせたり必死にもがいた。「本当に苦しかったですけどよかった」と主砲。試合後は「400勝」と記したウィニングボールを指揮官にそっと手渡した。

最終更新:6/11(日) 7:42
スポーツ報知