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【大学選手権】立大、完封リレーで59年ぶり優勝へ王手

6/11(日) 7:03配信

スポーツ報知

◆報知新聞社後援 第66回全日本大学野球選手権第5日 ▽準決勝 立大1―0東海大北海道(10日・神宮)

 立大(東京六大学)と国際武道大(千葉県大学)が決勝進出を決めた。59年ぶりの優勝を目指す立大は、初回に相手の失策で得た1点を、2年生エース左腕・田中誠也、1年生守護神・中川颯の「勝利の方程式」で完封リレー。

 頂点までついに「マジック1」。立大ナインは、一斉にベンチを飛び出した。田中は感情をむき出しにして喜び、サブマリンの中川は力強く右手を握った。「中川がよく投げてくれた。さすがだった。後輩とは思えない」。今大会2勝目を挙げたエース左腕は、ルーキー守護神を褒めちぎった。

 59年ぶりの決勝進出は、左右の若武者が導いた。田中は左中指のマメを潰しながら、8回途中3安打無失点と粘投。「5回ぐらいから指に掛からなくなっていたけど、気持ちで投げました」。1点リードの8回2死一、三塁から登板した中川は、パーフェクトリリーフで締めた。「プレッシャーが自分の力以上のものを出させてくれる。それが自分の強み。緊張はするけど、その方がスイッチが入る」と強心臓っぷりを発揮した。

 準々決勝で先発した手塚周も2年生。若き投手陣を支えているのは、主将の熊谷敬宥ら上級生の環境づくりだ。田中は「めっちゃ、やりやすいです。9回裏でも楽しそうにプレーしている」と語り、中川も「先輩たちによくご飯に連れて行ってもらいますし、1年からこんなにうまくいくとは思ってもいなかった」と感謝する。中川は今季開幕前、田中の帽子に「魂」と書き込んだ。どの学年も、心を一つにして戦ってきた。

 打線はわずか2安打。それでも、敵の3失策で得た初回の1点を守り抜いた。溝口智成監督(49)は「この状況は、簡単には来ない。幸せに感じている。チャレンジャーとして挑みたい」と気持ちを引き締めた。田中は「決勝も投げるので、最高の準備をしたい」と気合十分だ。さあ、59年ぶり4度目の日本一へ。チーム一丸となって、上り詰める。(青柳 明)

最終更新:6/11(日) 8:51
スポーツ報知

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