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<女子ゴルフ>宮里藍「ゴルフ人生の中で記憶に残る4日間」

6/11(日) 21:25配信

毎日新聞

 ◇サントリーレディース、26位に

 最終18番の第4打。宮里藍はグリーン左縁から約3.5メートルをねじ込むパーで大会を終えた。国内女子ゴルフのサントリーレディースは11日、神戸市北区の六甲国際ゴルフ倶楽部(6538ヤード、パー72)で最終ラウンドが行われた。グリーン周りを埋め尽くした観客から湧き上がった拍手の中、目頭に手を当てた。「朝から感傷的になってウオームアップが手につかなかったけど、(1番の)ティーグラウンドで冷静になれた。でも、最後の1打を打ち終えたら、こみ上げるものを抑えられなかった」

【宮里藍、戦いの軌跡】デビュー間もない藍ちゃんのショット姿も

 この日奪った5個のバーディーのうち、10番と12番はグリーン外からのチップイン。不安定なショットを抱えつつも「最終日は積極的なゴルフをしたい」という前日の言葉通り攻め続けた。26位という結果にも「積極的なゴルフの楽しさを、久々に感じさせてもらった」と振り返った。

 涙の理由に悔しさはなく、「感謝」だけだった。4日間の観客数は大会史上最多の3万4750人。そのほとんどが宮里のプレーに注目した。「米ツアーに参戦した(2006年)後に生まれた子どもまでが『藍ちゃん頑張れ』と。感謝の気持ちでラウンドするって、こんなに楽しかったとは。私のゴルフ人生の中でも、記憶に残る4日間になる」

 それでも「今季限りでの引退」の決断は覆らない。今後は米ツアーに戻り、やり残した「海外メジャー制覇」に向け再始動する。国内大会への再出場の可能性は「とにかく9月のエビアン選手権まで海外で全力を尽くす。それから考えます」と話した。【熊田明裕】

 ◇小林浩美会長、藍ちゃんには「本当にお疲れ様」

 日本女子プロゴルフ協会・小林浩美会長 (宮里)藍ちゃんには「本当にお疲れ様」と伝えた。プロ、アマチュアを問わず国内女子ゴルフ選手の意識を変えさせてくれた象徴的な存在だと思う。組織の立場上、(9月の)日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯への出場を打診させてもらったが、とにかく残りのシーズンを悔いのないように、自分の意志を貫いて全力を尽くしてほしい。

最終更新:6/12(月) 6:03
毎日新聞