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【追球】西武・辻監督の危機察知能力 勝利投手目前の佐野を代えたワケ

6/11(日) 9:20配信

スポニチアネックス

 ◇日本生命セ・パ交流戦 西武6―2DeNA(2017年6月10日 メットライフドーム)

【写真】試合後に勝利投手のガルセスと握手する辻監督

 西武・辻監督の先を見据えた冷静な観察眼が光った。5―2の4回2死一塁。梶谷を打席に迎え、先発・佐野からガルセスにスイッチした。

 ピンチでもなく、非情采配にも映ったが「次に回されると嫌な雰囲気だった。大量失点になるかもしれない」と危機を察知した。助っ人左腕は梶谷を左飛に仕留め、2回1/3を無失点に抑えた。

 2回を終えて5―0の大量リード。しかし、佐野は崩れる危険性が高かった。変化球のストライク率は3回まで30・4%と低い。3回に浴びた3連打はいずれも苦し紛れの直球だった。土肥投手コーチは「(佐野)泰雄は投げる球がなくなっていた」と振り返り、ガルセスを早くも3回から準備させていた。

 左の梶谷に対し、同じ左腕でも佐野よりガルセスの方が制球が安定している。有事に備えた策は、見事に的中した。さらにガルセス―牧田―シュリッター―武隈で無失点リレー。継投策で逃げ切り、今季最多タイの貯金10とした。 (平尾 類)

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