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HACCP取得を支援 県、業者向け研修会開催

6/11(日) 9:38配信

福島民報

 福島県は今年度、県内の中小・小規模食品製造業者への食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」の普及推進に向け、実証事業者による導入モデルプラン作りや、事業者向け研修会の開催に乗り出す。
 実証事業は希望者を募り、県が認証取得をサポートする。成果を研修会で示し、他の事業者の参考にしてもらう。ハサップは原材料入荷、製造・加工、出荷までの各工程で食中毒などの健康被害につながる危険を把握・分析し、記録するシステム。加熱時の温度や時間、包装時の異物検出などを重点とする。異物の混入や細菌による汚染などが生じた際の原因究明や再発防止に役立つとされ、欧米で普及している。
 政府は東京五輪・パラリンピックを視野に食の安全を国際的な指標で担保するため、義務化を検討している。県によると、県内でハサップを取得しているのは比較的大規模な9施設のみ。中小・小規模業者には事務手続きや設備投資などを懸念する声が少なくない。
 東京五輪では野球・ソフトボール競技の一部が県内で行われ、視察や合宿、観戦などで外国人の来県が見込まれる。県は農林水産物の生産側に加え、食材を提供する食品関係業界の安全意識を高める必要があるとみている。県食品生活衛生課は「宿泊施設や飲食業など幅広い事業者にHACCP導入を考えてほしい」としている。

福島民報社

最終更新:6/11(日) 11:02
福島民報