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川俣町、コスキン市と交流拡大 中高生定期派遣へ

6/11(日) 9:39配信

福島民報

 福島県川俣町は国内最大級の中南米音楽祭「コスキン・エン・ハポン」で結び付きが深いアルゼンチン・コスキン市との姉妹都市締結を視野に、相互交流を拡大する。中高生を中心とする訪問団の定期的な派遣やコスキン市の子どもたちを町に招待するなどの事業を想定。国際的視野を持つ人材を育成するとともに、町の魅力を地球の裏側の南米に発信し、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興をアピールする。

■姉妹都市の締結視野

 町は早ければ来年1月にコスキン市で開かれる次回の「コスキンフェスティバル」への訪問団派遣を目指す。パレード参加や演奏で交流するほか、現地でシャモ料理やシルク製品など町の文化をPRし原発事故による風評の払拭(ふっしょく)につなげる。
 コスキン市の青少年を町に招き、同年代の子ども同士が親睦を深める機会も設ける方針。異文化体験を通じて中高生に幅広い視野を養ってもらい、町の将来を担う人材を育てる。訪問団派遣やコスキン市民招待の財源として町は既存の町人材育成基金の活用などを検討している。
 町は平成18年に「コスキン・エン・ハポン」30周年を記念し、小中高校生ら20人を「コスキンフェスティバル」に派遣した。その後、互いの音楽祭に大人の演奏グループが出演しているが、子ども同士の交流はなかった。
 町はコスキン市との交流発展を追い風に、2020年東京五輪・パラリンピックに向けてフェンシングのアルゼンチン代表の事前合宿誘致活動も本格化させる。40年以上にわたるコスキン市との友好関係や2002(平成14)年のサッカーワールドカップ(W杯)日韓大会で町の音楽関係者らがアルゼンチン応援団を組織した実績を関係者にアピールする。アルゼンチン料理など同国文化を取り入れたまちづくりの構想もある。
 相互交流について佐藤金正町長は「代々受け継がれた貴重な絆を人づくりや町の活性化に役立てたい」と意欲を示している。

福島民報社

最終更新:6/11(日) 11:03
福島民報