ここから本文です

【バレー】スロベニア戦談話 山田「マサ(柳田)と対角を組むのは夢だったので素直に嬉しい」

6/11(日) 9:30配信

バレーボールマガジン

10日、全日本男子がフルセットで勝利したスロベニア戦後の記者会見

柳田将洋
高さとパワーがある相手に、どう戦うかが課題。サーブとブロックが上手くかみ合ったが、ミスを出して苦しい場面もあった。今日勝ちきったのも。すごく大きな収穫なので、明日の韓国戦に向けてチーム全体であげていきたい。

出耒田敬
自分自身は途中から出場して、何を求められているかを常に考えながらプレーした。自分と一緒に井手選手、深津選手と入って流れが変えられた。チームとしてもフルセットで勝てて、この勝ちは、発展しているチームにとって大きいと思います。

――出耒田選手に。ブロックに関して、ブランコーチの指示は。過去の全日本と比べて。

基本的にはブランコーチの求めているのはリードブロック。ローテごとに、状況に応じてコミットだったり、例えば片方のサイドを捨てて、レフトに走ったり。ベースとなるのはリードです。ノーマルのリードと、相手がBクイックに入ってきた時にアジャストするのと両方ですね。

自分自身は昨年もリード主体でやってきたので、そんなに大きな変化は感じていません。ブランコーチのブロックに関する考え方は、かなり割り切ることを求められる。自分は考え過ぎちゃうところがあるので、もっと割り切って、割り切りつつも全部行くつもりで。矛盾していますが。

山田脩造
祐希が本調子じゃないんで、そこのヘルプという形になりましたが、自分にとってはチャンスが巡ってきた。海外で試合してきましたし、通用しないというわけではなかったのですが、国内で初めての代表戦で、いろいろ感じることがあって、思うようなプレーができず悔しかったのが本音。でて、ああいう形ですけど勝ち切れたのは、チームにとっても僕にとっても大きかった。次チャンスがあれば、同じミスはせずに、自分のいいところを出したい。

柳田選手へ
――サーブレシーブについて、全体的に昨年に比べると非常に安定しているように見えるが。

個人的には、ブランコーチからオーバーパスで返すことをかなりすすめられて、それがしっくりきている。横のコミュニケーションをとりながら、しっかりパスを返せている。
全体としては、去年と比較するのは難しい。ほいほいSPとられるような選手が入っているわけではない。そういうメンバーを集めて戦っている。できればゼロにしたい。

山田選手へ
――今年シニアの初代表とやってみて、合成で指導されてやってきてよかった、通じているなという部分があれば。

僕自身、自チームでやっていることは、理解はできていますけど、それがいざしっかりと体現できているかというとまだ甘いですし、そこに近づくことができれば、海外相手とも渡り合っていけると思います。このチームでも自然と理解してやっている選手もいるので、まだまだと思います。監督が外国人ということで、ブランコーチの伝えたいことは、かなりくみ取れていると思う。結果が悪くても、それをトライすることは悪くないとか、そういう説明は分かる。

山田選手へ
――初代表で、隣に同級生の柳田さんがいますが、柳田さんが全日本にいることの刺激。

今日一緒に対角を組んででられたのは、僕にとってとてもプラスで夢見ていたことで、素直に嬉しい。マサはどう思っているか分かんないですけど、僕の中では結構差がある。大事なところでSP2本とったり、感心する。自分だったらどうかなと考えたり。マサからもそういうふうに思ってもらえるのであれば、いい関係性だと思う。今祐希とマサが組んでいるので、そこに割って入れれば。マサも祐希も負けず嫌いなので、自分のポジションを守ろうと頑張るでしょうから、全日本にとってもいいことだと思います。これからも頑張っていきたい。


中垣内監督
スロベニアは初対戦でしたが、地力のあるチームというのは前もって分かっていた。ビデオを見ても、相当苦戦するのではないかと思って臨んだ。準備したことのいくつかの中で、プッシュのボール、フェイントのボール、タッチしたボールの処理をきちんとしようと言っていたのですが、1セット目5本、または6本目ほどのがしました。2セット目以降も同様。ブロックにタッチしたボールとかを、得点に結びつけられなかったのが尾を引いた。もつれた原因となった。それがなければ、我々のペースでもう少し試合ができた。

思った以上に我々のサーブが機能した。最後はどちらに転んでもおかしくなかったが、正直柳田と山田のプレーに助けられました。


――石川祐希選手の状態は。

イタリアのチームにいるときから、腰を痛めていた。全日本の合宿ではジャンプはさせず、先週くらいからようやく何とか試合に出られるようになった。先週は1セットくらいのプレー時間を与えています。
昨日、2セットをめどにしようと考えていたが、4セット出場することになった。
3連戦をフルでプレーさせるのは、まだ厳しいと考えて、今日は休息の日にした。昨日で状態がより悪くなったというわけではありません。

――出耒田選手を山内選手に代えた理由とそれぞれの評価を。

出耒田の今日のできは、まあまあだった。彼の大きい課題の一つであったサーブはかなり改善した。ブロックもでたし、クロスにも打てていた。

――呪縛のように唱えられる高さとパワーという言葉。全員2メートルある相手に勝ったこと。高さとパワーに対する勝ち方があれば。

それは、今の体制の前から、ここ数年高いブロックに対しての打ち方をもう少し工夫しようという指導のトレンドはあった。選手も、ちょうど、頭でも体でも分かりだしている頃なんだろうなと。一つは、フィリップが来たことによって、選手達が高さがあるからといって、やる前から負けないような気持ちになった。自分たちもできるかもしれないと。

確かに高さとパワーでは負けているんだと思います。今まで日本のバレーは、高さがないから大きい選手を、とかやみくもに選んできました。小さくてもバレーボールはできる。浅野なんかがいい例。そこだけにこだわることはないのかなと思います。それよりは自分たちがやりたいことを基準に、選考していきたい。

――山田選手、今日はサイドに入って。
正直、スタートから、彼の表情が冴えなくて、早いタイミングで浅野とスイッチすることになるかとおもっていましたが、サーブレシーブがそんなに崩れなかったので、なかなか代えるタイミングがなかった。

最後のプレーは値千金の2点だった。試合後に「どないやねん今日の顔は」といったら「飲まれました」と言っていました。山田が云々ではなく、石川がいなくても、一勝できたのはチームにとって大きい。