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航空機部品もAKB方式!?共同受注・生産のクラスターを全国展開

6/11(日) 15:04配信

ニュースイッチ

経産省がネットワークづくり支援。「松阪」級を5つ目指す

 経済産業省は2018年度までに、航空機産業参入を目指す共同受注グループの連携組織「全国航空機クラスター・ネットワーク」を発足する。国内重工メーカーからの要望やクラスター内での優良事例を共有。海外の航空機やエンジンのメーカーとの窓口機能を持たせ、各クラスターが工程を一括受注・一貫生産できる体制づくりを後押しする。航空機部品生産協同組合(三重県松阪市、松阪クラスター)級のグループを5年で5個つくるのが目標だ。

 政府の成長戦略に盛り込まれる見通し。全国には約40もの共同受注グループが存在するが、複数工程を一括して受注、生産できるクラスターは極めて少ない。経産省は国内航空機産業クラスターフォーラムを開催するなど実力の底上げを図っている。

 クラスターの中には世界進出できる高い技術力はあるが、商談機会を得られず、進出していない場合がある。外国語でのプレゼンテーションの難しさ、契約・見積もりなど実務経験の不足などで躊躇するグループもある。

 全国航空機クラスター・ネットワークの下に「クラスター国際化タスクフォース」を設置。国際商談会のマッチングや専門家による実務指導、海外エアショーへの出展の支援などをする方針だ。

 クラスターが一括受注を実現するには、非破壊検査など特殊工程を担える人材や生産管理・品質保証に精通した人材の確保が不可欠。経産省は国内に訓練機関を整備し、5年で100人の非破壊検査技術者を育てる。

 松阪クラスターは三菱重工業松阪工場(三重県松阪市)の建屋を使い加工から表面処理、検査までの一貫体制で中小物部品を米ボーイングや三菱重工向けに生産する。同様のクラスターが多く生まれれば発注側にも利点が大きく、地域経済活性化につながる。

最終更新:6/11(日) 15:04
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