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スーパー耐久にVWゴルフTCR登場。密山祥吾「セット変更にすごく反応する」

6/11(日) 10:55配信

motorsport.com 日本版

 今年からスーパー耐久に新設されたST-TCRクラス。そこに第3戦鈴鹿からフォルクスワーゲンのゴルフGTI TCRが登場し注目を集めている。

【写真】フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRのライバルとなるアウディRS3 LMSとホンダCIVIC TCR

 直前にシェイクダウンを行なった以外は、ほとんど走りこめないぶっつけ本番の状況だったが、予選ではクラス2番手に食い込むパフォーマンスをみせた。

 ゴルフGTI TCRでの参戦を決意したのは、昨年までST-XクラスでメルセデスSLS GT3を使用し参戦していたAdeanau。チームの新たなチャレンジとして、今年はクラスと参戦車両を変更。本来なら開幕戦から戦いたいところではあったが、車両のデリバリーの都合で、鈴鹿ラウンドからの登場となった。ドライバーはフィリップ・デベサと密山祥吾の2人体制だ。

 ここまでの参戦経緯について密山は「昨年まではメルセデスSLSでST-Xクラスに参戦していましたが、今年はクルマとクラスを変えてみようということがきっかけでした」と語る。

「今年からTCRというクラスが新しくできるので、2人で色々話し合っていった中で、VWゴルフで参戦しようということになりました。そこで車両のオーダーをしたら、クルマの完成は鈴鹿(第3戦)のギリギリになるということで、鈴鹿からの参戦になりました」

 車両自体は5月に届いていたというが、ホイールをはじめ細かいものが揃ったのは、レースを週末に控えた月曜日。また車体に関しても基本的にはヨーロッパで行なわれているスプリント仕様になっているため、他メーカー同様に耐久仕様に変更。直前に富士スピードウェイでシェイクダウンをし、ギリギリの状態で鈴鹿にやってきた。それでも、走り初めの段階から早くもVWゴルフの手応えを感じているという。

「走り初めの感触は悪くないです。細かなトラブルは出ていますが、そんなに大きなものは出ていないし、向こうからクルマが到着して、シェイクダウンの時からそこそこのタイムで走れましたし、セットチェンジにもすごい反応するので、いいクルマです」

「クルマのセットアップを始めたのは、この鈴鹿に入ってからなんですけど、本当は一番になりたかったですけど、今のアウディは速すぎるので、クラス2番手というのは上出来だったと思います」

 チームメイトのデベサも「ST-Xと比べるとスピードは違いますが、すごく楽しいですね。クルマもすごく乗りやすいです。デビューレースで予選2番手は本当に良かったです」と、マシンに好感触を感じており、まずはデビュー戦の予選を無事に終えられたということで、安堵の表情を見せていた。

 早速、決勝レースを迎えることになるが、これまでロングランテストも行えておらず、チームにとってはぶっつけ本番の4時間耐久となる。密山はまずは表彰台を目標にチェッカーを目指すと語った。

「ロングランをやっていないので、どうなるかは全くわかりませんが、2人でフロントタイヤをマネジメントしながら、表彰台に立てたらいいなと思います」

吉田知弘