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Moto2バルセロナ決勝レポート:中上貴晶、苦しい11位フィニッシュ。アレックス・マルケスが母国で圧勝のポール・トゥ・ウィン

6/11(日) 20:28配信

motorsport.com 日本版

 MotoGP第7戦カタルニアGPのMoto2クラスの決勝は、マルクVDSのアレックス・マルケスが完璧な走りでポール・トゥ・ウィン。スペインGPに続いて母国レース優勝となった。

【リザルト】MotoGP第7戦カタルニアGP:Moto2クラス決勝結果

 バルセロナのカタルニア・サーキットは気温33度、路面温度は48度と、Moto3クラスの決勝開始時よりも路面温度が上昇。タイヤにとっては厳しいコンディションでのレーススタートとなった。

 4番グリッドの中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)はスタ-トで少し出遅れ6番手に下がってしまう。一方、ポールポジションのアレックス・マルケス(マルクVDS)が、スタートから猛ダッシュを決め、すぐさま後続を引き離していった。チームメイトのフランコ・モルビデリも2番手に浮上した。17番手スタートの長島哲太(SAG Racing Team)はオープニングラップのターン10で転倒を喫してしまった。

 トップのマルケスは2周を終え、後続と2秒以上のギャップを築いた。2番手モルビデリから7番手中上までは2番手集団となっていたが、そこから2番手モルビデリと3番手のマッティア・パッシーニ(Italtrans Racing Team)が抜け出し、集団がばらけていった。中上は前から少し離され、後ろからホルヘ・ナバッロ(Federal Oil Gresini)から迫られる苦しい展開となった。

 トップのマルケスは7周を終えて3.5秒以上のギャップを築く独走状態。中上はナバッロの先行を許した上、そのナバッロにもついていけず、8番手の単独走行となった。

 8周目、モルビデリとトーマス・ルティ(CarXpert Interwetten)が激しい3番手争いを展開。ターン1でルティが前に出るが、続く切り返しのターン2でモルビデリが抜き返した。しかしモルビデリには危うく転倒しかける場面もありルティが3番手、モルビデリは5番手に後退した。

 両者のバトルの間にパッシーニが単独の2位走行に。しかし3番手に浮上したルティがじわじわと彼とのギャップを詰めていった。一方でモルビデリは6番手までポジションを下げてしまった。

 中上は8番手のままながら、その後ろには10台以上の大集団が続いた。

 レースは残り5周となり、マルケスの4秒リードは変わらず。追い上げていたルティだが、追いつくまでには至らずパッシーニから1秒以上離され、トップ3のギャップが開いた状態となった。一方で中上は、1度は9番手にポジションを落としたものの、8番手を獲り返し、後続と軽く接触しながらもそのポジションを必死に守った。

 トップのマルケスは、全く隙を見せない圧倒的な走りで地元レースをポール・トゥ・ウィンを飾った。2位はパッシーニ、3位はルティが表彰台を獲得。ポイントリーダーのモルビデリは6位に終わり、ランキング2位のルティに対するリードが7ポイントまで縮まった。

 中上はファイナルラップで2つ順位を落とし、11位フィニッシュ。良いところなく、ポジションを徐々に落としていく苦しいレースとなってしまった。オープニングラップで転倒を喫してしまった長島は、レースに復帰し27位で完走した。

松本和己