ここから本文です

【スーパー耐久】第3戦鈴鹿、#99 Y's distraction GTNET GT-Rが今季初の総合優勝を達成

6/11(日) 20:33配信

motorsport.com 日本版

 鈴鹿サーキットで行われた2017スーパー耐久シリーズ第3戦「SUZUKA“S耐”サバイバル」の決勝が行われ、ST-Xクラスは#99 Y's distraction GTNET GT-R(植松忠雄/星野一樹/藤波清斗)が今季初優勝を飾った。

【写真】開幕戦から連勝していた#1スリーボンド日産自動車大学校GT-Rは7位に終わった

 今回は全クラスの混走で4時間の耐久レースで開催。2番グリッドからスタートした#99 Y's distraction GTNET GT-Rは、スタートでトップに浮上。スタートドライバーを務めた藤波がリードを広げていく。しかしスタートから45分を過ぎたところで#112 SATO-SS SLS AMG GT3 Rn-Sのタイヤが外れ、最終コーナーのコース上に落下。安全確保のためセーフティカーが導入された。

 ここで#99 Y's distraction GTNET GT-Rが1回目のピットストップを敢行。植松が乗り込み第2スティントに入っていくが、#8 ARN Ferrari 488 GT3、#3 ENDLESS・ADVAN・GT-Rが背後から迫ってくる接戦となった。しかし他クラスとの混走もうまく利用しポジションをキープし、エースドライバーの星野にバトンをつないだ。

 レース開始から半分が経過した、2時間10分すぎ。他の3台とは違う戦略で表彰台を目指していた#1スリーボンド日産自動車大学校GT-R(内田優大)が57周目のダンロップコーナーでST-4クラスのマシンと接触。何とかピットまで戻ってきたものの、右リヤサスペンションを破損しており、ガレージで緊急修復が行われた。なんとか修復が完了しコースに復帰するが、結局トップから17周遅れと大きく後退してしまった。

 序盤にセーフティカーが入ったことにより、ピット戦略もチームによって異なり、目まぐるしく順位が入れ替わっていく中、残り1時間というところで各車最後となる3回目のピットストップへ。ここでトップを争う3台が同時にピットイン。その中でも一番早く作業を終えた#3ENDLESS・ADVAN・GT-R(元嶋佑弥)がトップでコースに復帰した。その背後に#99 Y's distraction GTNET GT-Rの藤波と、#8 ARN Ferrari 488 GT3の永井宏明がつけ、最終スティントは三つ巴のバトルになっていった。

 最後の最後でトップを手に入れた#3ENDLESS・ADVAN・GT-Rだったが、今週末は好調な走りを見せてきた#99 Y's distraction GTNET GT-Rの藤波が、ピットアウトラップから元嶋を攻め立て、81周目のS字手前で他クラスのマシンもうまく利用しオーバーテイクに成功。トップを奪還した。

 その後は、最後まで気を緩められない接近戦となったが、安定した走りを見せた藤波が少しずつリードを広げ、結局後続に10.994秒の差をつけ、108周を終えたところでチェッカーフラッグを受け今季初優勝を果たした。長年スーパー耐久で活躍している星野にとっては、2015年最終戦鈴鹿以来約2年ぶりの勝利となり安堵の表情。植松と藤波も満面の笑みを見せた。2位には#3ENDLESS・ADVAN・GT-R、3位には#8 ARN Ferrari 488 GT3が続いた。

 ST-TCRクラスは序盤から#45 LIQUI MOLY RS3 LMSがレースをリードしたが、残り20分を切ったところでガス欠症状に見舞われ緊急ピットイン。これで最後の最後で逆転トップに浮上した#98 Modulo CIVIC TCR(黒澤琢弥/石川京侍/加藤寛規)が今季2勝目を獲得した。

 土屋圭市、道上龍らが乗り込んだ#97 Modulo CIVIC TCRは土屋が好ペースでトップとの差を詰め、もう少しで逆転も見えていたのだが、最終の道上のスティントで他車と接触し左リヤタイヤをパンク。緊急ピットインを余儀なくされクラス4位となった。また、今回から参戦している#10 Racingline PERFORMANCE GOLF TCRは、途中何度かスローダウンに見舞われるシーンもあり苦戦。クラス5番手で初戦を終えている。

 ST-1クラスは#31 Nissoku Porsche991GT3 Cupが優勝。ST-2はクラス2番手からスタートした#59 DAMD MOTUL ED WRX STIが安定した走りで優勝を飾った。ST-3クラスは#62 DENSO Le Beausset RC 350、ST-4クラスはNo.86TOM’S SPIRIT 86、ST-5クラスはNo.88村上モータースMAZDAロードスターNDがそれぞれポール・トゥ・ウィンを決めた。

吉田知弘