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MotoGPカタルニアGP決勝レポート:ドヴィツィオーゾがイタリアに続き連勝。ホンダは2-3位で表彰台獲得

6/11(日) 22:13配信

motorsport.com 日本版

 MotoGP第7戦カタルニアGP決勝は、ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾが前戦イタリアGPを再現するような走りで、連勝を飾った。

【リザルト】MotoGP第7戦カタルニアGP:決勝結果

 舞台となるバルセロナのカタルニア・サーキットの路面温度は50度以上。各ライダーがタイヤ選択に悩まされる、難しいコンディションでの決勝となった。

 ポールポジションのダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)はフロントにハード、リヤにミディアムタイヤを選択し、チームメイトのマルク・マルケスも同様。2番グリッドのホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)は前後ハードタイヤを選択した。9番手のマーベリック・ビニャーレス、13番手のバレンティーノ・ロッシのヤマハ勢は前後ミディアムタイヤ選択となった。

 なお、KTMのブラッドリー・スミスは、フリー走行4回目で喫した転倒で左手小指を骨折。予選以降のセッションを欠場している。

 ペドロサがしっかりとスタートを決めてホールショットを奪い、ロレンソが続いた。しかし、ターン5でロレンソがペドロサをオーバーテイクし先頭へ。4番グリッドスタートのマルケスは、3番グリッドのダニーロ・ペトルッチ(プラマック)と接触しながらも3番手に上がった。ロッシはスタートポジションをキープしたが、9番手スタートのビニャーレスは16番手までポジションを落とした。

 2周を終え、2番手にはマルケスが浮上。先頭を走るロレンソに徐々に近づいていった。4番手には前戦ウイナーで、7番グリッドスタートのアンドレア・ドヴィツィオーゾがつけ、ドゥカティ・ワークス勢とホンダ・ワークス勢のトップ争いとなった。

 ロレンソは残り20周の時点でマルケスに抜かれると、リズムを失ったか6番手まで一気に後退していく。

 8周目、ペドロサはターン1でマルケスの前に出て、トップに浮上。さらにはドヴィツィオーゾもマルケスをオーバーテイクした。後方では、一時5番手を走行するなど好調だったアプリリアのアレイシ・エスパルガロがエンジンブローでリタイアとなった。

 レース折り返しを迎え、トップは変わらずペドロサのまま。しかしドヴィツィオーゾ、マルケスもしっかりと背後についてテール・トゥ・ノーズ状態。このトップ3はタイヤの選択も全く一緒だ。その後ろ、少し離された4番手にテック3ヤマハのジョナス・フォルガーが続いた。後方ではロレンソとロッシが8番手争いを展開した。

 メインストレートで、ペドロサのスリップストリームから敢えて外れてターン1に入っていたドヴィツィオーゾだが、残り9周の時点でペドロサのスリップにしっかりと入り、トップに出ると一気にペースを上げ、ペドロサを抜いたマルケスとの差を約0.8秒まで開いた。マルケスはギャップを縮めることができないながらもドヴィツィオーゾについていく。一方のペドロサはペースが優れず、徐々に遅れ始める。

 8番手まで沈んでいたロレンソは、他のライダーがペースに苦しむ中、徐々にポジションを回復。残り3周の時点で4番手に上がった。

 ドヴィツィオーゾとマルケスとのギャップは、残り3周で1.5秒以上。マルケスは徐々に引き離されて行った。

 ファイナルラップに入り、マルケスは諦めて2位キープの走りにスイッチ。ドヴィツィオーゾは後ろを見る余裕すらあり、前戦イタリアGPに続いて優勝を果たした。ドゥカティとしてはケーシー・ストーナー以来7シーズンぶり、ドヴィツィオーゾ個人としては初めての連勝となった。

 4位には終盤に追い上げたロレンソ。5位は最終的にチームメイトのフォルガーを追い抜いたヨハン・ザルコが入った。5番手争いをしていたペトルッチが残り2周の時点で転倒を喫し、リタイアとなった。

 ロッシは8位、ビニャーレスは10位が精一杯。ビニャーレスはポイントリーダーのままだが、連勝を飾ったランキング2位のドヴィツィオーゾとの差は7ポイントまで詰まった。

松本和己