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あきらめない…国会囲む「人間の鎖」 東京と辺野古で基地建設NO叫ぶ

6/11(日) 12:20配信

沖縄タイムス

 【東京・名護】沖縄県名護市辺野古の新基地建設と「共謀罪」法案に反対する「国会大包囲」が10日、国会周辺で開かれ1万8千人(主催者発表)が抗議の意志を示した。「共謀罪」が成立すれば、権力による国民監視や、新基地建設に反対する市民運動を萎縮させるとの懸念が相次いだ。最も多い人数が集まった前回(2016年2月)より1万人少なかった。

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 「基地の県内移設に反対する県民会議」「止めよう! 辺野古埋め立て国会包囲実行委員会」「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」の3団体が共催で、国会包囲は5度目。

 沖縄から駆け付けた稲嶺進名護市長は、市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前で新基地建設に対する抗議行動が続いていることを念頭に、「『共謀罪』が成立すると、全国民が監視される社会になり、われわれは反対の意志さえ示せない、真っ暗な社会になっていく」と懸念を表明。その上で、「諦めないことこそが群衆の力であり、国民の力だ」と連帯を訴えた。

 登壇者は政府が辺野古の護岸工事に着手したことや、反対運動をしていた沖縄平和運動センターの山城博治議長が逮捕、長期拘留されたことに触れ、政府の強行姿勢や不当対応を批判した。

 同日、国会大包囲に連帯し、沖縄県名護市のキャンプ・シュワブゲート前でも県議会与党や県憲法普及協議会など市民団体が集会を開き、1800人(主催者発表)が参加した。

 実行委員長で県憲法普及協議会の高良鉄美会長(琉大法科大学院教授)は「市民運動を巡り、沖縄では(『共謀罪』が)先取りされている状況だ。基本的人権、平和主義を守るためにも声を上げ続けないといけない」と廃案を訴えた。

最終更新:6/11(日) 12:25
沖縄タイムス