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自然と歴史が文化育む 「みどりの愛護」のつどい、皇太子さま臨席

6/11(日) 1:43配信

北國新聞社

 第28回全国「みどりの愛護」のつどいの式典は10日、金沢市の本多の森ホールで行われ、全国の環境保全団体関係者ら約1500人が出席した。臨席した皇太子さまは「石川県は豊かな自然環境と長い歴史の中で、伝統工芸や伝統芸能などの文化が育まれてきた。豊かな緑は私たちの暮らしにゆとりと潤いをもたらす」と述べ、緑化活動の推進を呼び掛けられた。式典後、本多の森公園でヤマザクラを記念植樹した。

 全国「みどりの愛護」のつどいは、都市緑化意識の高揚と緑豊かな環境づくりを推進する目的で1990年に始まった。県内での開催は初めてとなる。

 皇太子さまは式典で「貴重な緑を守り、創り出し、育てていくには、多くの人々がその大切さを理解し、幅広く運動に参加することが重要だ」と話した。

 石井啓一国土交通相は「公有地の緑の確保とともに、民間の緑地の保全や創出の取り組みを積極的に進めていく」と述べ、谷本正憲知事、山野之義金沢市長があいさつした。

 「みどりの愛護」功労者の国交相表彰、県都市緑化功労者知事表彰の授与が行われ、受賞者代表のNPO金沢杜(もり)の里(金沢市)がホタルの幼虫の飼育、放流に取り組んでいることを紹介した。金沢市小立野小、兼六小の児童が誓いの言葉を述べた。

 式典後、皇太子さまはホール内で、NPO金沢杜の里の代表者、誓いの言葉を述べた児童と交流し、小鼓と舞の名妓2人による「一(いっ)調一舞(ちょういちぶ)」を鑑賞した。

 小雨が降る中、本多の森公園で行われた記念植樹では、皇太子さまがヤマザクラの根元にスコップで3回、丁寧に土をかけた。

 皇太子さまは金沢城公園玉泉院丸庭園と千代女の里俳句館(白山市)も訪れ、10日夕、小松空港から帰京した。県警によると、この日は沿道などで約8千人が皇太子さまを歓迎した。

北國新聞社

最終更新:6/11(日) 8:46
北國新聞社