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猫の譲渡会をペット店で 金沢の団体、「出会い」増やす

6/11(日) 1:43配信

北國新聞社

 野良猫を減らす活動に取り組む「猫の避妊と去勢の会」(金沢市)は11日、市内のペット店で、猫を飼いたい人と保護された野良猫を引き合わせる「保護猫譲渡会」を開く。これまでは会員の自宅などで譲渡会を開いてきたが、多くの猫好きが訪れやすいペット店を会場とすることで猫と里親の「出会い」の機会を増やし、殺処分される野良猫をゼロに近づけたい考えだ。

 同会は2011年に設立され、現在県内に41人の会員がいる。避妊・去勢手術への支援のほか、野良猫を保護した人から相談を受け、里親を探す仲介役も務めている。仲介件数は年々増えており、昨年度は97匹の野良猫の里親を見つけた。

 ペット店での譲渡会開催は、昨年秋ごろから構想し、協力店を探していた。販売に影響が出ることを考慮してか、多くの店舗が難色を示す中、同市戸板西1丁目のペットショップ「with金沢示野店」が「里親になった人はまた店に来てくれるはず」と会場の提供を引き受けた。

 市が15年度に野良猫の避妊・去勢手術の費用助成を始めたことなどから、市内で殺処分される野良猫の数は近年、大きく減っている。金沢市保健所によると、昨年度は31匹で、605匹だった10年前の20分の1だった。

 それでも、同会の桐畑陽子理事長は「あくまで『殺処分ゼロ』が目標。猫を飼いたい人が集まるペット店で譲渡会を開けば、里親は見つけやすくなる」と話し、将来的に協力店を増やしていきたいとした。

 譲渡会は同店で11日の午後1時~4時半に開かれ、生後1カ月~3歳までの野良猫5匹の里親を募集する。

北國新聞社

最終更新:6/11(日) 8:46
北國新聞社