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地酒でリキュール 珠洲・酒造会社と能登・農家、ブルーベリー活用

6/11(日) 1:43配信

北國新聞社

 珠洲市の酒造会社と能登町の農家が、日本酒とブルーベリーを原料にしたリキュールの開発を進めている。6月上旬にできた試作品は、能登杜氏(とうじ)が醸す地酒の甘みと、同町柳田地区特産のブルーベリーの酸味が楽しめる味となった。9月3日に珠洲市で開幕する奥能登国際芸術祭(北國新聞社特別協力)に合わせて発売する計画で、珠洲と能登の新名物として、芸術祭を訪れる女性の購買を狙う。

 珠洲市蛸島町の櫻田酒造の櫻田博克社長(45)と能登町中斉のブルーベリー農家平(ひら)美由記さん(39)が、昨年12月から商品開発を進めてきた。平さんが昨秋収穫したブルーベリーを煮詰めてソースを作り、櫻田社長が自社銘柄の日本酒「初(はつ)桜(ざくら)」に混ぜて、色合いや風味を微調整した。

 櫻田社長と平さんは中学2年の息子同士が同じサッカーチームに所属していた縁で知り合った。櫻田社長がブルーベリーを使って甘くて飲みやすいリキュールを開発したいと考え、平さんに協力を求めた。

 最初はブルーベリーを日本酒に2カ月漬け込むなどしたがうまくいかなかった。試行錯誤を重ね、ブルーベリーを皮ごと煮込むことで素材の持つ香りや甘み、酸味を引き出すことができた。

 櫻田社長は、芸術祭の会期中は全国から多くの女性が奥能登を訪れると見込んでおり、「女性に好まれるような新しい酒ができた。おしゃれなパッケージを用意して商品化を急ぎたい」と話した。

 新商品は、360ミリリットル丸形びん入りとする。「能登のちいさなブルーベリー酒」と名付ける予定で、8月中に同社の店舗や、珠洲市の道の駅すずなり、小矢部市のアウトレットモールなどで発売する。

北國新聞社

最終更新:6/11(日) 8:46
北國新聞社