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「マクロン党」圧勝の勢い=議席400超か、安定政権へ前進―仏下院選第1回投票

6/12(月) 3:23配信

時事通信

 【パリ時事】フランスで11日、マクロン大統領の安定政権樹立が懸かる下院選(定数577、小選挙区制)の第1回投票が実施された。

 仏メディアが伝えた開票後の推計によると、大統領の中道新党「共和国前進」の候補が大半の選挙区で最多得票し、同党が過半数(289)を大幅に上回る400超の議席を獲得する見通しとなった。

 内務省が発表した開票最終結果では、各党の全国の得票率は共和国前進と中道政党のグループが32.3%、共和党を含む右派・中道グループが21.6%、社会党を含む左派グループが9.5%、急進左派新党「不服従のフランス」が11%、極右政党・国民戦線(FN)が13.2%となった。

 第1回投票の結果を基に仏BFMテレビが伝えた18日の決選投票での予想獲得議席数は、共和国前進グループが415~445、共和党グループが80~100、社会党グループが30~40、「不服従」が10~20、FNが1~4。

 第1回投票で50%以上の票を獲得できなければ、有権者数の12.5%以上の票を獲得した複数候補が決選投票に進む。勝者が確定した選挙区は3にとどまっており、共和国前進が決選投票まで勢いを維持できるかが焦点となる。

 共和国前進の圧勝ムードが広がる中、投票率は2012年の前回下院選第1回投票の57・2%を下回る48.7%に低下。仏メディアによれば、1958年に第5共和政が発足して以来、下院選第1回投票としては最低を記録した。

 共和国前進の選挙戦を率いるフィリップ首相は「投票率は低かったが、有権者の意思は明確に示された」と結果に自信を示した。一方で、5月に大統領選決選投票に進んだFNのルペン党首は「数千万人が棄権した投票の在り方には問題がある」と疑問を呈した。

 不人気だったオランド前政権を支えた社会党は、大統領選に出馬したアモン元教育相ら閣僚経験者を含む大半の現職が落選する惨敗。FNのルペン党首は北部の選挙区から出馬し、首位で通過し、議席獲得はほぼ確実。ただ、当初有力視されたFNの数十議席獲得は厳しい情勢だ。 

最終更新:6/12(月) 9:16
時事通信