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絵本カフェバー人気 昼は親子、夜はお酒も 神戸

6/12(月) 16:01配信

神戸新聞NEXT

 昼は親子で絵本を楽しむカフェ、夜は大人がお酒を飲みながら絵本の世界に浸るバーに-。そんな二つの顔を持つ飲食店が人気を呼んでいる。神戸・三宮にある「絵本カフェ&Bar ストーリーストリート」。絵本を手にゆったりと過ごすひとときは、スマホなどでいつでもどこでも情報に触れられる世代の“癒やし”になっているようだ。(広畑千春)

 オーナーは、プラネタリウムなどを用いた「コンセプトバー」を営む関修作さん(33)。昨年夏ごろ、親類の子たちが読まなくなった100冊近い絵本を処分すると聞き、引き取った。「内容を覚えている絵本もあり、大人が読んでも新鮮に感じると思った」といい、さらに絵本を買い集め、10月にオープン。店内の棚に約500冊の絵本を並べ、大きなソファやぬいぐるみを置いた。

 平日の夜は大人たちの空間。神戸市中央区の女性(29)は仕事で遅くなると会社帰りに訪れる。「ゆっくり絵本を読んで過ごすと、疲れを忘れられる」。店の窓から見える絵本に引かれ、ふらっと立ち寄ったのは同市東灘区の男性会社員(25)。「子どものころに読んだ絵本に出合え、懐かしい」。絵本の話で客同士が盛り上がる光景も珍しくない。

 週末はカフェに変身し、親子連れがランチ時に集う。特に好評なのが駄菓子を組み合わせて作る「お菓子の家」だ。3人の男児を連れた同市長田区の女性(35)は「カフェでくつろぎたいと思っても、子どもにとっては退屈。でもここなら、子どもも楽しめる」と喜ぶ。

 関さんは「大人も子どもも絵本を通じてほっとできる、落ち着ける時間を提供できたら」と話す。

最終更新:6/12(月) 16:30
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