ここから本文です

日本ハム・村田、クビにした巨人見返した!日本球界初勝利

6/12(月) 7:00配信

サンケイスポーツ

 (セ・パ交流戦、日本ハム5-1巨人、3回戦、日本ハム2勝1敗、11日、札幌D)日本ハムは11日、巨人最終戦(札幌ドーム)に5-1で快勝。2008年の巨人の大学生・社会人ドラフト1位の村田透投手(32)が5回6安打1失点でしのぎ、10年越しの日本初勝利を挙げた。打線も巨人からトレード加入の大田泰示外野手(27)が2戦連続の8号駄目押し弾を放つなど、元G戦士たちが古巣に痛烈な“恩返し”。チームを連勝に導いた。

 屈辱の日から6年と8カ月。2010年10月に巨人から戦力外通告を受けた村田が古巣にリベンジした。入団から10年越しで、念願の1勝目を手にすることができた。

 「(巨人は)プロの世界で土台を築いてくれた大事な3年。結果を出して、お礼をしたかった。やっとここにこられた。なんでしょう…。ありがとうございます」

 初のお立ち台。「絶対に負けてたまるか」とこらえていた涙がこぼれた。5回6安打1失点。6年間の米国生活で身につけたツーシームとカットボールの“動く球”で巨人打線を翻弄した。

 08年の巨人D1位。大体大出身で「上原2世」と期待されたが、3年間、1軍で登板できなかった。社会人野球の誘いもあった中、トライアウトで声をかけてくれた米大リーグ、インディアンスに活路を求めた。

 栗山監督が若い選手に村田から吸収してもらいたいことがある。競争の激しいマイナー生活を6年間もくぐり抜けた精神力と対応力だ。街から街への長距離移動はバス。「13時間とか14時間。長いから寝るしかない」。ナイター後、夜通しかけて移動した後のデーゲームは珍しくなかった。通訳は一度もつけたことがない。英語圏の選手もスペイン語圏の選手も分け隔てなくつきあった。

 「飲みに行くぞといわれたら、断らない。いろんな人にかわいがってもらえた」。日本人の心を忘れないため、グラブに日の丸の刺繍(ししゅう)を入れていたが、貪欲に米野球を吸収した。

 「オールドルーキーの村田です。まだ1勝ですが、これから続けられるように頑張ります!!」

 苦節10年。やっとたどりついた表舞台で、逆輸入右腕が輝いた。