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猪瀬直樹氏インタビュー(後編)  都議選は「都政を本来の姿に戻す」機会

6/12(月) 17:00配信

J-CASTニュース

 東京都議会議員選挙がまもなく告示されるのを前に、作家(日本文明研究所所長、大阪府・大阪市特別顧問)で元都知事の猪瀬直樹氏(70)がJ-CASTニュースのインタビューに応じた。

【写真】都議選の展望を語る猪瀬氏

 後編では、知事時代、「都議会のドン」内田茂都議(78)擁する自民党東京都連と対立した猪瀬氏が、今回の都議選をどう見ているのかを聞いた。

■選挙ポスター1万枚を送り返してきた自民党都連

――猪瀬氏が当選した2012年12月の都知事選では、石破茂・自民党幹事長(当時)が支援を発表していたと認識しています。自民党本部と自民党東京都連、それぞれとの関係をお聞かせください。

  猪瀬直樹氏 選挙で政党が正式に協力するのは「公認」と「推薦」のみです。私は都知事選で公認も推薦も受けていません。それでも自民党本部の石破氏はぜひ頑張ってくださいと仰っていましたが、自民党都連は最後の最後まで反対していました。
  
   自民党は自治体での活動を各都道府県連に任せています。自民党本部と都連は異なる組織で、東京の実働部隊は都連です。私の都知事選の時は都連に選挙ポスターを張ってくださいとお願いしたところ、およそ1万枚すべて送り返されました。
  
   都連と反目するきっかけになったのは私が副知事時代の07年、予定されていた参院議員宿舎建設を必要がないと判断して中止したことでした。建設予定地が「都議会のドン」内田茂都議の本拠地である千代田区だったので怒りを買ったのです。その流れから基本的に都連は私を支持せず、私が都知事に就任しても所信表明でヤジばかりが飛んできました。

――都議会との関係が影響して都政運営が難しくなったと。

  猪瀬氏 国政との関連での浮き沈みもあります。私が知事在任中の13年6月に行われた都議選は、国政が民主党(当時)から自民党に政権交代した半年後で、09から12年まで続いた民主党政権はもうこりごりだという風潮がありました。都議選では自民党の立候補者が全員当選しました。全127議席のうち、自民党と公明党で82議席を占めました。都議会自民党が舞い上がり、都議会で私を助けてくれる人は誰もいないような状況になりました。それで気に入らない私を追い出そうとし、結局私は、5000万円の借入金を受けたことでの混乱の責任を取る形で、13年12月に辞任することになりました。

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最終更新:6/12(月) 17:00
J-CASTニュース

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