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高校通算HR新記録 早実・清宮「108本目」はいつになる?

6/12(月) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 スポーツ紙では“何十年に1人”の逸材がなぜか毎年出てくるが、早稲田実業3年の清宮幸太郎選手(18)は、間違いなく超高校級の怪物スラッガーと呼べるだろう。彼にとって高校最後の甲子園出場をかけた予選(西東京大会)が7月8日に開幕するが、その前に怪物の素顔を見てみよう。

 怪物スラッガーは、高校通算本塁打の記録更新も射程圏内だ。主な高校生強打者の現時点の通算本塁打記録上位5人は――。

①山本大貴(107本=神港学園→JR西日本・引退)
②清宮幸太郎(100本=早稲田実業)
③黒瀬健太(97本=初芝橋本→ソフトバンク)
④伊藤諒介(94本=神港学園→法大↓大阪ガス)
⑤中田翔(87本=大阪桐蔭→日本ハム)

 顔ぶれはこんな具合で、清宮選手は堂々の2位にランクイン。あと8本で、山本選手を抜きトップの座に君臨することになる。

「4月の春季都大会では、準々決勝で2本、準決勝で1本。さらに春のセンバツ出場校同士の顔合わせとなった日大三高との決勝戦では八、九回に2打席連続本塁打。3試合で5本、1試合で1.6本の爆発力です。つまり調子さえ良ければ、この先5試合で新記録達成もないとは言えないのです」(野球担当記者)

■香川遠征での記録達成は?

 となると、気になるのは今後のチームの試合日程だ。早実は、通算100号をカッ飛ばした今月4日の享栄戦以降、今週も含め16日まで試合がない。次の試合は17~18日の香川招待で、17日に英明と坂出、18日に三本松と丸亀城西と対戦予定(いずれもダブルヘッダー)。その後は、夏の甲子園大会出場をかけた西東京大会(17日抽選、大会は7月8日から)が舞台となる。

「香川招待の相手4校は春の県大会ベスト4と骨っぽい上、会場のレクザムスタジアムは両翼96メートル、中堅122メートルと早実のグラウンドより広い。4月の都大会の爆発力をもってすれば、数字の上では4試合で6.4本も可能なんですが……」(前出の担当記者)

 現実的には香川遠征での記録達成は難しそう。対戦相手にもよるが、西東京大会の2試合目か3試合目あたりが濃厚で、7月中旬には大フィーバーが巻き起こる可能性が大いにありそうだ。

 もっとも、大記録に水を差すつもりは毛頭ないが厳しい意見もある。日刊ゲンダイで「プロ野球自腹言論“対岸のヤジ”」を連載中の作家・山田隆道氏は、「通算本塁打に練習試合を含めてどうする」(5月10日付)と注文を付けた。事実、清宮選手が公式戦で打ったホームランは100本中23本だけだ。豪快な一発で“ヤジ”を吹き飛ばすことができるか?