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【台湾】高岡銅器の能作、下期に台湾直営店開設

6/12(月) 11:30配信

NNA

 銅器や錫(スズ)器を鋳造する能作(富山県高岡市)は年内にも、台北市内で台湾初の直営店を設ける計画だ。台湾では日本に比べスズ製品の知名度が低いことから、直営店を通してその歴史や職人の技などもPRし、台湾人消費者にスズ製品を売り込んでいく。
 年末のオープンを予定。ジェック経営コンサルタント(富山市)の台湾法人、台湾皆愛企業管理諮詢をパートナーとし、台北市のホテル内に設ける。海外店舗はタイ・バンコク店に続く2店目で、現在休業中のイタリア・ミラノ店を含めると3カ国・地域目となる。
 能作は1916年、仏具の下請けメーカーとして創業。下火になりつつある本業に代わるものとして、2000年頃から自社でスズ製品の開発を開始した。合金製テーブルベルから始めた商品のバリエーションは年を追うごとに拡大。手で自由に形を変えられる「曲がる」シリーズや富士山型ぐいのみなど、スズ100%でデザイン性の高い生活雑貨は海外でも評価され、愛好者が増えている。
 同社は台湾の文化部(文化省)が主催するデザイン見本市「台湾国際文化創意産業博覽会(クリエーティブエキスポ台湾)」に、2015年から2年連続で出展。今年も、高岡の鋳物職人が100通りの花器(そろり)を紹介する「100のそろり」の台湾巡回展や富山県のものづくりをPRする「富山文創 手作工芸展」などに出展した。
 能作の広報担当者はNNAに対し「台湾市場は素材やデザインにこだわる消費者が多い。見本市でも当社製品に対する来場者の関心は高く成約につながった例もある」と話した。

最終更新:6/12(月) 11:30
NNA