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【英国】英総選挙、保守党が過半数割れ 北アの民主統一党と連携へ

6/12(月) 11:45配信

NNA

 8日に投票が行われた英国の下院(定数650)選挙で単独過半数を確保できなかったことを受け、与党・保守党は北アイルランドの民主統一党(DUP)の閣外協力を得て、少数与党政権を発足する方針だ。メイ首相が9日午後1時(現地時間)、エリザベス女王の承諾を得た後に明らかにしたもので、これによりブレグジットを取り巻く確実性がもたらされるとしている。一方、最大野党・労働党のコービン党首などは、メイ首相の退陣を強く求めている。
 保守党は最終的に318議席を獲得し、第1党の座こそ維持したが、改選前から13議席減らした。労働党は反対に30議席増やし、262議席となっている。メイ首相はブレグジットの成功に向け議席増を狙って解散総選挙に打って出たものの、2010年の総選挙以来のハング・パーラメント(宙ぶらりん議会)が確定。“ギャンブル”が完全に裏目に出た格好だ。
 DUPは英国帰属派のユニオニスト政党で、今回の選挙では10議席を獲得。かねて保守党との結び付きが強く、ブレグジットについても賛成の立場だ。フォスター党首は10日、「Confidence and Supply」(信任投票や財政・歳出などの重要法案で支持すること)で保守党と大筋合意したことを明らかにした。保守党はDUPと合わせれば、過半数の328議席を押さえられる。
 メイ首相はあくまで続投し、EU離脱交渉も予定通りのスケジュールで進める考えを示している。併せて、ハモンド財務相、ジョンソン外相、ラッド内相、ファロン国防相、デービスEU離脱担当相の主要5閣僚を留任させた。一方、首相の主要アドバイザー2人は辞任に追い込まれている。
 議会は19日に再開し、エリザベス女王が新政権の作成した施政方針演説の原稿を読み上げる予定。実際にDUPの支持を得られるかどうか、メイ首相にとっては最初の正念場となりそうだ。なお、EU離脱交渉は19日に始まることになっている。

最終更新:6/12(月) 11:45
NNA