ここから本文です

阪神・西岡、1軍大前進!遊撃守った&打っては2戦連続タイムリー

6/12(月) 7:00配信

サンケイスポーツ

 (ウエスタンリーグ、阪神4‐2ソフトバンク、11日、甲子園)Vの使者になる!! 阪神・西岡剛内野手(32)が11日、ウエスタン・ソフトバンク戦(甲子園)に「1番・遊撃」で先発出場。左アキレス腱断裂から復帰後、実戦で初めて守備に就いた。打っては2試合連続となるタイムリーを放ち、これで復帰後5試合連続安打。1軍復帰へ大前進した。

 歓声とともに、一塁側ベンチから誰よりも早くかつての定位置へ向かった。三塁線手前で立ち止まり、グラウンドに向かって一礼。「ショート・西岡」がコールされると、ひときわ大きな拍手がわき起こった。左アキレス腱断裂の大けがから復帰後、西岡が初めて実戦で守備に就いた。

 「楽しかったです。状態はけがをする前よりもはるかにいいです」

 いきなり魅せた。一回、先頭でセーフティーバントを試み、一塁まで全力疾走。結果は投ゴロも「もともとの僕のスタイル」と一塁ベースを猛ダッシュで駆け抜けた。

 三回は左飛に倒れたが、2年目の育成枠左腕・児玉と対戦した五回には右打席に立ち、一死二塁から左翼へ二塁打を放った。2試合連続となるタイムリーで中押し。復帰後5試合連続安打で打率・385だ。

 六回の守備から交代し、3打数1安打1打点。守備機会は2度で、三回に三塁線の遊飛、五回にゴロを軽快にさばいた。遊撃での出場はロッテ時代の2010年以来、7年ぶり。掛布2軍監督は「あの(一回の)全力疾走がすべて。ボール回しでもチームにリズムを作ってくれた。内野を引き締めてくれた」と頼もしそうに見守った。

 西岡は阪神では二、三塁を守ってきたが、遊撃に就く狙いについて「上で自分のポジションがあるとは思っていません。でも遊撃で出られれば、他のポジションもできます、その状態まで上げてきましたという、アピールになる」と説明した。

 昨年7月20日の巨人戦(甲子園)でアキレス腱を断裂。手術を決意し、リハビリ過程では11年からの米大リーグ挑戦のために増量した体重をロッテ時代の78、9キロまで絞った。ただ、順調な回復のなかでも「もしかしたら、(復帰は)1年中無理かも分からない」とこぼしたこともある。

 野球の神様が与えた、これまでの「西岡剛」を超えるための試練に打ち勝つ-。2月の高知・安芸キャンプではチーム宿舎とは別のホテルの一室を借りて疲労回復のための酸素カプセルを設置した。1分1秒も無駄にしてこなかったから、今がある。

 「アキレス腱が切れたおかげで状態が上がりました。与えられたポジションをもぎとっていくという心構えでやっていきます」。今後は13日からのウエスタン・中日戦(ナゴヤ)でDH→外野で出場し、23日からの同・広島戦(甲子園)でフル出場を目指す。この日、1軍はソフトバンクに敗れるも貯金10。首位広島に2差の2位と好位置につけているが、ベテランに疲れが見え、若手にも好不調の波がある。

 二遊間は上本、糸原、大和らがしのぎを削っているが、V争いが激しくなるシーズン中盤以降に生まれ変わった西岡が合流すれば、チームの起爆剤になることは間違いない。金本阪神にとって心強い男が帰ってきた。

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合6/22(木) 22:20