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日本、米に「失望」伝える G7環境相会合始まる

6/12(月) 10:06配信

朝日新聞デジタル

 主要7カ国(G7)環境相会合が11日、イタリアのボローニャで2日間の日程で始まった。トランプ米大統領が温暖化対策の「パリ協定」離脱を表明してから初めての担当閣僚会合で、今後の各国の連携のあり方などについて話し合う。

【写真】握手を交わす山本環境相とプルイット米環境保護局長官=ボローニャ、小林哲撮影

 会合に先立ち山本公一環境相は同日、プルイット米環境保護局(EPA)長官と会談し、パリ協定からの離脱表明に「失望した」との見解を伝えた。日本や欧州とともに協定にとどまって対策を続けるよう求めたが、プルイット氏は応じなかったという。日本の環境省によるとプルイット氏は、パリ協定を離脱しても引き続き親条約である「国連気候変動枠組み条約」の加盟国にとどまり、温室効果ガス削減や関連する技術開発に力を入れると述べたという。

 昨年5月に富山県で開かれた環境相会合では、パリ協定の実施に向けて7カ国が指導力を発揮するとした共同声明を採択した。今回は、米国の離脱表明で足並みをそろえるのが難しくなり、成果文書の表現をめぐり調整が続いている。

 議長国イタリアのガレッティ環境相は「パリ協定の重要性は失われておらず、対話を継続していくことが必要だ」と述べた。(ボローニャ=小林哲、河原田慎一)

朝日新聞社