ここから本文です

【インド】鉄鉱石の価格据え置き、業界の収益圧迫

6/12(月) 11:30配信

NNA

 インドの鉄鋼各社の収益力が当面は弱まりそうだ。鉄鉱石の調達先である国営鉱石開発公社(NMDC)が価格を据え置いているためだ。ビジネス・ライン(電子版)が9日に伝えた。
 NMDCは定期的に鉄鉱石の価格を見直しており、直近の5月31日には粉鉱が1トン2,185ルピー(約3,700円)、塊鉱が同2,425ルピーと、4カ月連続で価格を据え置いた。一方、鉄鉱石の国際取引価格は低下傾向にあり、過去4カ月間で30%余り下落した。現在はNMDCの価格の高さが際立っている格好だ。
 NMDCは、価格を据え置く理由として、国内需要の底堅さを挙げている。だが、一部ではNMDCからの調達を減らし、輸入に着手する企業も出ている。
 インドでは、物品・サービス税(GST)の導入が7月に見込まれており、雨期も本格的に始まる見通し。鉄鋼需要の先行きには不透明感が漂っている。NMDCの価格設定は、恣意(しい)的とも言え、業界関係者は懸念の声を上げている。

最終更新:6/12(月) 11:30
NNA