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日立、なりすましを防止する新型呼気アルコール検知器を試作…顔認証機能搭載

6/12(月) 13:00配信

レスポンス

日立製作所は6月12日、顔認証機能によりなりすましを防止する新型呼気アルコール検知器を試作、8月より実証試験を開始すると発表した。

日立は、飲酒運転による事故撲滅をめざし、2016年3月に本田技術研究所と共同でポータブル呼気アルコール検知器を試作。どこででも検査できる利便性と、人間の呼気かどうかを判別して不正利用を防止する機能を備えていたが、身代わりを立てればなりすましが可能であることや、各ドライバーの検査結果を一元管理できないという課題があった。

新型検知器は、バッテリーや関連回路を削減することで、従来と同じアルコール検知精度を持ちながら、約3分の1のサイズに小型化。スマートフォンへ取り付けできるようにし、検知器と連携可能なアプリ開発により、顔認証機能を実現した。使用者はまず、新型検知器をスマートフォンに取り付けてからアプリを起動し、アルコール検査と同時に顔画像を取得。その後、運転席にスマートフォンを設置して再度ドライバーを撮影することで、アルコール検査者とドライバーの画像とを照合して本人確認を行う。これにより、アルコール検査だけを身代わりに頼むといったなりすましを防止する。

また、呼気アルコール検査結果を検知器からスマートフォンに送信し、集計するアプリも開発。安全管理者は集計した検査時刻、アルコール検知の有無、端末IDなどのログデータをスマートフォンやPCに取り込んで確認でき、管理業務の効率向上や、遠隔地でのアルコール検査の管理が可能となる。

今回、日立キャピタルオートリースの3営業所の社員を対象に、検知器の機能・性能の検証や課題抽出を目的として実証試験を実施。実証試験を通じて呼気アルコール検知器の信頼性およびユーザビリティの向上を図り、実用化をめざす。

《レスポンス 纐纈敏也@DAYS》

最終更新:6/12(月) 13:00
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