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明治初期の現役灯台公開=和歌山市〔地域〕

6/12(月) 9:56配信

時事通信

 1872(明治5)年に完成し、今年で145年を迎える和歌山市の友ケ島灯台が一般公開された。灯台は海上保安庁が管轄。太平洋から入る船を大阪湾に誘導するために建てられ、2004年から年2回、内部を公開している。この日は約540人が訪れ、1952年まで実際に使われていた灯台レンズを見たり、海抜約60メートルの踊り場からの眺めを見たりして楽しんだ。

 友ケ島は和歌山県北部、紀伊海峡に浮かぶ四つの無人群島から成る。灯台はそのうちの一つ、沖ノ島の西端にある。建築当時の姿で稼働する明治期の灯台の中では、4番目の古さを誇る石造りの洋風灯台だ。和歌山海上保安部によると、明治時代に国内で123基建てられた灯台は関東大震災や戦災で多くが倒壊。原形をとどめ現役で活躍するのは、全国で23基のみという。

 島は明治期から終戦まで、大阪湾を防衛する要塞(ようさい)拠点の一つとして旧陸軍が使用。当時の砲台跡や弾薬倉庫が残り、緑豊かな環境が「人気アニメに登場する城に似ている」と注目を集めている。 

最終更新:6/12(月) 10:38
時事通信